最低限これだけは用意しておいてほしい防災グッズ

突然、お住まいの地域が地震や台風などの被害を受けたら、まずは安全な場所に避難することが重要です。

日本は、世界の中でも災害の多い国として知られています。
お住まいの地域も、いつ災害に見舞われてもおかしくありません。突然の災害にも慌てずに対応できるように、普段から準備しておくことがとても大切です。

台風、地震、豪雨などの災害時、家族や仲間、自分を守るためにも、非常用の持ち出し袋に入れる最低限準備しておきたい防災グッズをご紹介していきます。

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目次

最低限用意しておきたい防災グッズ

突然の災害時に慌てないためにも、事前に準備できる防災グッズについては、最低限でよいので用意しておきましょう。
なんでもかんでも用意すればいい、というわけではなく、ある程度重要な防災グッズだけをピックアップして荷物を減らす努力をしてください。
荷物が多すぎると、移動が大変になってしまい、体力も消耗しますので注意が必要です。

非常食と保存水

非常食は、長期間保存可能で賞味期限が3年以上あるものがおすすめです。
例えば、乾パン、缶詰、チョコレート、粉ミルクなどが候補として挙がります。
最も重要なものは、5年以上保存できる保存水で、きれいな飲料用の水を用意してください。
また、折り畳みできる「非常用給水袋」は、飲料水を入れても構いませんし、水道水を入れて持ち運び、その水で洗ったり、雑巾に濡らして拭いたりするのに使います。

簡易トイレ

携帯できるタイプのものや便座にセットして使うタイプなどがあります。
女性用もあります。
水が使えない場合がありますので、簡易トイレは必ず準備しておきましょう。

ウェットティッシュとマスク

ウェットティッシュは、水がなくても顔や体を拭いて清潔な状態を保ちます。
刺激の少ないタイプを選んでください。
また、埃が多く衛生状態の悪い避難所もありますので、防塵効果があり、感染症予防にも使えるマスクを準備しておきましょう。

タオルとアルミブランケット

あると便利ですが、圧縮タオルなら、かさばらず、収納しやすい防災グッズです。
寒い時には防寒にもなります。
防災用のアルミブランケットは、防災・防寒用です。薄くて軽量で、体全体を覆って温める役割があります。

レインコート

雨が衣類に当たると、重くなり、体力が消耗します。
雨の中でも歩行や作業を行うことを前提に、動きやすいセパレートタイプのレインコートを用意してください。

ホイッスル

必ず防災用のホイッスルを購入してください。防災用のホイッスルは、大音量で遠くまで音が届きます。複数の周波数が出るタイプもあります。家屋が倒壊し、がれきの下敷きになった時や助けを呼びたい時に使います。

ラジオやライト

災害時は一時的にスマホが使えなくなることがあります。
災害の正確な情報を得るには、ラジオがおすすめです。
防災用のラジオやLEDライトのついた防災ラジオ、手回し式・充電式・ソーラー電池式などの電源がなくても使えるラジオやライトがおすすめです。

軍手とスリッパ

がれきやガラスなどの上を歩く時は、足の裏をケガしやすいので靴やスリッパが必要です。倒壊した建物から脱出したり、重いものを持ち上げたりする場合は、軍手を使うとケガをしません。

防災グッズがセットになった「非常持ち出し袋」

最初にご紹介した最低限必要な防災グッズは、どのご家庭にもすでにありますし、100均やお近くのスーパーなどでも入手でき、すぐにそろえることができます。
しかし、時間のない時やご家族一人ひとりに準備する必要がある時は、セットになって販売されている「非常持ち出し袋」を購入するといいでしょう。
防災のプロが選んだ品物ばかりで、一通りそろっているので迷うことがありません。

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セット内容は多すぎても少なすぎてもNG!

非常持ち出し袋のセット内容は、各販売業者によって異なりそれぞれに特徴がありますが、持ち物が多すぎるようなセット内容は避けてください。
家族分の大容量セットなどもありますが、持ち運びが困難になりますので、小分けにしたり、おひとり様用や子供用などの最低限のセット内容を選んだりするようにしましょう。

テーマ別に選ぶと整理しやすい

非常持ち出し袋には、あるテーマがあって、対象が絞られています。
例えば、おひとり様用、子供用、シニア用、女性用などです。
また、水や食料が入っておらず、別途入れ替えて用意するパターンもあります。
防災士が厳選した防災グッズなどは、こだわりがあるだけではなく、数日間の被災地での暮らしにも困らないようなグッズが入っています。

年に一度は見直しや入れ替えを行うこと

非常持ち出し袋の中身は一年に一度、定期的な見直しと入れ替えを行う必要があります。
飲料水や食料などが入っていれば、見直しの機会に全て交換したほうがいいでしょう。
また、年数がたつと、非常持ち出し袋のことをすっかり忘れてしまい、何が入っているのかわからなくなっていることもありますので、防災グッズの内容の確認は大切な作業です。家族みんなで楽しみながら、内容の確認作業や入れ替え作業をやっていただくといいでしょう。

災害時に関係なく大切なグッズ

災害時に役立つ防災グッズのご紹介の後は、災害に関係なくいつも使っている大切なグッズについての注意点をおさらいしておきましょう。

リュックサック

普段使っているようなアウトドア用でも構いませんが、防災用のリュックサックは、防災グッズを入れて保管するのに最適です。
背負って歩いてもある程度楽に移動できる大きさで、容量は20L前後、防水機能があり、反射材がついているものがおすすめです。
お年寄りや子供さんで背負って持ち運ぶことが難しい場合は、キャスター付きのリュックサックを検討してください。

スマホと充電器

スマホと充電器は、すでに人の生活には欠かせないものとなってきています。
災害時はパニックになって、スマホが一時的に使えなくなることがありますが、時間が経過して落ち着いてきたら、電灯代わりやラジオアプリ、災害情報などの取得などで役に立ちます。
バッテリーは、モバイルタイプと交換可能な乾電池タイプの両方を用意してください。

現金

災害で大規模な停電が発生すれば、レジが動かなくなってしまいますので、クレジットカードもスマホによる決済も使えなくなります。
千円札や小銭などの細かいお金を準備しておきましょう。
合計金額にして1万円もあれば十分です。

災害時のために非常持ち出し袋に最低限必要な防災グッズを入れて準備しよう!

今回は、最低限これだけは用意しておいてほしい防災グッズ
といったテーマで、災害時に慌てないためにも、事前に準備しておきたい防災グッズについて簡単にご紹介しました。
セットで購入するタイプもありますが、一体何に使うのか想像できないものを非常持ち出し袋に入れるのはやめておきましょう。
それだけでも、かなりの荷物を減らすことができます。
命を守ることが最重要ですので、不要なものは割り切って捨ててしまい、諦めてしまっても構いません。

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