万が一の火事に備えて!家庭用消化器のおすすめと使い方

地震の二次災害で最も危険だと言われているのが、火事・火災です。
もちろん、火の不始末やうっかりミスから火事が起こることもあります。
いずれにしても、火事が起こったら、すぐに消火するか、すぐに安全な場所に逃げるか、などの迅速な行動をしなければ、もたついていると死に至る確率が上がってしまいます。
自分の身を守ることが優先ですが、万が一の火事の発生に備えて、家庭用の消火器を常備しておきましょう。
突然の火事の発生にも慌てずに対応できるように、消火器の使い方を知っておくことも大切なことです。
そこで、火事発生時に使うことになる消火器についての正しい知識やおすすめの消火器の種類、その使い方などについて解説していきたいと思います。

目次

消火器にもある各種種類や用途など

自宅に消火器は必要ない、という方でも、家庭用に使いやすくした消火器も当然ながら販売されていますので、正しい使い方を覚えて、火事が発生した時でもすぐに消火できるようにしておくべきでしょう。
火事が発生すると、すぐに燃え広がっていきますので、いかに初期消火が重要であるかを知ってください。
ここでは、消火器の種類や用途別にどのような消火器を選べばいいかについてまとめています。

家庭用と業務用の消火器のご紹介

家に備えるなら必ず「家庭用消火器」にしてください。
家庭用消火器は、安価で軽量で誰にでも使いやすいという特徴があります。
デザインも女性が好むようなものが多く、スーパーやホームセンターなどでも手軽に入手できます。
店舗や工場など、法律で消火器の設置を義務付けられている場所では、必ず「業務用消火器」を設置します。

用途別に知る家庭用消火器の種類

家庭用消火器は、対応する火災に応じて4種類が用意されています。
その4つとは、普通火災、天ぷら油火災、ストーブ火災、電気火災です。
次に中に入っている薬剤についていくつかの種類がありますので、事前に確認するためにも正しい知識についてお伝えしておきます。

オールマイティに使える「粉末タイプ」

オールマイティに使える粉末タイプは、家庭用消火器では一般的です。
紙や木材などの普通火災、油火災、電気系火災の3種類に対応しています。
軽量で安価ですが、即効性もあって十分に使えます。

揚げ油の消火には「液体タイプ」

揚げ油の消火には液体タイプがおすすめです。
値段が高くなりますが、冷却効果なども高く、再発火しにくいというメリットがあります。
油専用であるため、使用後の片付けも簡単です。

軽量で使いやすい「エアゾールタイプ」

スプレータイプのエアゾールの消火スプレーは、あくまでも「簡易消火具」としての位置付けです。
しかし、軽量でサイズも小ぶりで使いやすいので、自宅に置いておくにはぴったりです。
初期消火を急ぐには、エアゾールタイプの簡易消火器があると安心です。

最低限押さえるべき消火器の選び方のポイント

前項で一般のお店で購入できる家庭用消火器の種類についてご紹介しました。
次に消火器の選び方のポイントについて、最低限押さえるべき項目がありますので、こちらでご説明していきます。

適応火災の種別を確認

先にもご説明しましたが、4つの適応火災について分類されていますので、用途や設置場所に応じた消火器を選んでください。
特に何もないところなら、用途の広い「普通火災適応」でOKです。

数千円で購入できるもので十分

業務用だと数万円もするような消火器がありますが、家庭用はそれほど高価ではありません。
高くても数千円で購入できます。
心配ならホームセンターやお近くの販売店で大きさや価格を確認してみてください。

耐用年数があるので定期的に交換が必要

家庭用消火器の耐用年数は5年です。
エアゾール式の簡易消火具になると3年で耐用年数が切れます。
耐用年数が過ぎると、使えなくなっている可能性もありますので、定期的に交換するようにしましょう。

認定マークや検定マークなどがあれば要確認

例えば、「日本消防検定協会」による「検定」マーク、「NSマーク(合格表示)」など、公的認証機関や公的検査機関で厳しい試験に合格した製品だけを購入するようにしてください。

使用済み消火器はリサイクル可能で正しく処分すること

家庭用消火器は、通常のゴミとして捨てることができません。
処分する場合は、特定の窓口や指定引取場所に持っていくと引き取ってもらえます。
購入したリサクイルシールが必要なので、全国にある特定窓口や指定引取場所を探して持っていきましょう。
持ち込みができない場合は、古い消火器の引き取り依頼ができますが、運搬費などが別途必要となります。

火災訓練などで家庭用消火器の正しい使い方を覚えておこう!

自治体や職場で行う防災訓練で、消火器の使い方を実施していることがあります。
また、耐用年数が過ぎて、古くなった家庭用消火器で使い方を覚えておきましょう。

ご家庭で考えられる火災の種類

ご家庭で考えられる火災の種類といえば、紙や木材などが燃える「普通火災」です。
さらに、調理時の「天ぷら油火災」、冬場の「ストーブ火災」、コンセントなどが発火する「電気火災」などが考えられます。

正しい家庭用消火器の使い方

正しい家庭用消火器の使い方として、使い方が少しややこしい粉末式・液体式の消火器に関して、初期消火時の使い方について、できれば実際に体験して学んでおきましょう。

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出口を背にして初期消火

初期消火は、立ち位置が重要です。
必ず避難経路となる出口を背中にして、火元に向かって消火作業を行います。
逆になると、煙や炎が襲ってきて死んでしまう恐れがあるので、ご注意ください。

安全ピンを強く引き抜く

誤作動を防ぐために取り付けられた「安全ピン」を強く引き抜いてください。

ホースの先端を火元に向ける

ホースがついていると思いますので、先端をしっかりと握って、火元に向けます。
ホースがないタイプは、噴射口を火元に向けるようにします。

レバーを強く握る

しっかりと体でバランスが取れたら、レバーを強く握ります。
消火剤の噴射が始まったら、火元から消火剤がブレないように注意し、しっかりと先端を固定してください。

火元に噴射しほうきで掃くようなイメージ

消火剤で前が見えなくなりそうですが、火元に向けてしっかりと噴射し続けてください。
15秒ほどで噴出が止まります。
効果的に消火剤を使うには、手前から火元に向かってほうきで掃くような感じで取り扱うと、素早く消化できるはずです。

まとめ:火事が起こったらすぐに初期消火!火元には家庭用消火器が1本あれば安心!

今回は、家庭用消火器について、その種類や購入方法、使い方の注意点などについてまとめてご説明しました。
家庭用の簡易なタイプの消火器なら、家の中にいくつか保管しておけば、火災時も安心です。
使い方もそれほど難しくはありません。
実際に消火器の使い方を体験して、イザという時にも慌てずに使えるようにしておきましょう。

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