一人暮らしの生活費の平均と内訳は?おすすめの見直し方法を解説

意外と毎月かさむ生活費……

他の人の生活費はどのように構成されているのでしょうか。

今回は一人暮らしの生活費の平均と内訳、おすすめの見直し方法を解説していきます。

目次

一人暮らしの生活費の平均と内訳

毎月支払っている生活費ですが、他の人は何にどのくらい支払っているのか気になりますよね。

一人暮らしの生活費の平均と内訳をご紹介していきます。

一人暮らしの生活費の平均

2021年の総務省統計局家計調査によると、一か月間の支出の平均は154936円となっています。

下記で詳しく紹介しますが、平均の住居費が22119円となっているので、住んでいる地域でも差が出そうな結果になりましたね。

自分の支出と比較してみてください。

一人暮らしの生活費の内訳

では、一人暮らしの生活費の内訳はどのようになっているのでしょうか。

下記の表は2021年における、ひと月あたりの単身者の消費です。

食費(外食費を含む)41731円
住居(家賃・水道費等)22119円
光熱費・水道11358円
家具・家事用品5830円
服飾(靴代を含む)4843円
保健・医療7703円
交通・通信(車の購入費などを含む)18878円
教育7円
教養娯楽(パソコンや書籍の購入費、旅行代金を含む)17630円
その他の消費支出(美容院代金や保険料などを含む)24835円
合計154936円

(全て端数切り捨て)(総務省統計局 家計調査 2021年より)

自身の支出と比較してどうだったでしょうか。

上記表を見ると、一人暮らしで月の食費が4万円を超えていることから外食が月の支出を増やしていると考えられますね。

また交通・通信に2万円近くかかっていることから、通勤距離や車の所有がかなり支出に負担がかかることがわかります。

表の高額な支出を1万円削減できれば年間の貯蓄は12万円増加するので、自身の現在の貯蓄額と理想の貯蓄額を照らし合わせて削減したい金額と項目を考えてみてください

おすすめの見直し方法

では、一人暮らしの生活費はどのように削減すればよいのでしょうか。

今回はおすすめの見直し方法5選を紹介していきます。

  • 支出を把握する
  • 固定費を削減する
  • 人と比較しない
  • 変動費を管理する
  • 特別費の予算を立てる

細かく見ていきましょう。

支出を把握する

上記表をみて自身の支出としっかり比較できたでしょうか。

どんぶり勘定で日々暮らしているのでよくわからないという方も多いと思います。

支出をしっかりと把握することで自身の家計の改善点が見えてくるので、ぜひ1カ月間でも良いので支出をくまなく把握してみてください。

把握方法には下記のようなやり方があります。

  • レシートを活用して家計簿をつける
  • 家計簿アプリを利用する
  • 支払いをクレジットカードなどに一本化して、利用明細を活用する

ネットショッピングを利用した場合や現金で支払ったものもしっかりと履歴を集めて自分の支出を全て把握しましょう。

面倒ですが、自分の支出を把握して上記表と比較するだけで自身の家計の問題点がわかることから、これからの人生の貯蓄アップに役立つので頑張りましょう。

固定費を削減する

家賃や光熱費、通信費のことを固定費といいます。

  • 住居費
  • 光熱費
  • 通信費

固定費を下げるためには具体的にどのようにするのか詳しく紹介していきます。

住居費

家賃は生活の満足度にも関係するので、なかなか下げるのは難しいですよね。

自身の利便性を下げずに家賃を下げられないか考えてみましょう。

  • より安く利便性が落ちない物件があれば引っ越す
  • 今の住居に長く住んでいるなら家賃の値下げ交渉をする
  • まず物を捨てて少し狭い部屋に引っ越しても満足度が下がらないようにする
  • 通勤にかかる費用を減らせる、都市ガスの物件、通信費込みの物件など包括的な出費の削減につながる家に引っ越す

毎月の支出の中で大きな割合を占めている住居費なので、しっかりと見直しましょう。

光熱費

電力自由化により、電気会社を選べる幅が広がりました。

大手電気会社を利用している方は自身の住んでいる地域でより安い電力会社がないか一度検索してみてください。

面倒な手続きが多そうだなと感じるかもしれませんが、意外と簡単に乗り換えできるので安くなりそうな場合はぜひ試してください。

こまめにコンセントを抜くなどの、手間のかかる光熱費の節約よりお手軽に節約できます

通信費

現在、大手キャリアからも格安プランが登場するなど、携帯料金の値下げは比較的簡単にできるようになりました。

格安SIMに乗り換えるが面倒な方でも、現在キャリアの通常プランを利用している場合は格安プランに乗り換えるだけで簡単に節約できます。

格安SIMはキャリアの格安プランより安く利用できるものも多いので、携帯の通信速度をあまり気にしない方や、Wi-Fi環境にいることが多い方などは乗り換えを検討してみてはいかがでしょうか。

かなりお手軽ですが乗り換えると携帯の通信費が3000円程度やそれ以下に削減できることが多いので、自身の現在の携帯料金が高い方は試してみてください。

人と比較しない

この年齢だから良いスーツや腕時計を……

節目だから憧れのバッグやアクセサリーを……

そのような夢は仕事の励みになりますが、やりすぎは貯金の大敵です。

  • ストレスのたまっている夜ではなく朝に欲しいものが本当に欲しいのか考える
  • 貯金計画から逆算して大きな買い物をする
  • 将来の理想の自分像に必要なのはその物なのかどうか考える
  • 自分の時給と比較して、その物のために何時間働けるのか考える

このような方法で、本当に欲しい物だけを購入していくのがおすすめです。

変動費を管理する

毎月なんとなく支出しがちな食費などは、どのように削減していけばよいのでしょうか。

  • 食費
  • 日用品代
  • 服飾費

順に詳しく見ていきましょう。

食費

上記表をみると、一番高額なのは食費になっていることがわかると思います。

お金が一番かかっている食費なので、満足度も最も高くても良いはずですが、そのような人の方が少ないのではないでしょうか。

絶対に参加しなくてはならない外食があるという人もいらっしゃると思いますが、それ以外の食事を自炊にするだけでも支出を抑えることができます。

コンビニではなくスーパーのみ生活で利用するなどのマイルールを設けたり、水筒を持参したりの簡単な方法でも毎年の貯金をアップできるので、明日から少し生活を変化させてみましょう。

日用品代

意外とかさみがちな日用品代ですが、どのように削減すればよいのでしょうか。

ストックを管理して余分な在庫を持たない、適切な使用量を守るなどは比較的簡単にできますね。

ついで買いで無駄遣いしてしまうという方は、買い物回数を減らすのもおすすめです。

日用品に賞味期限はないので、しっかりストックを把握して一か月分をまとめ買いするなどで、一カ月無駄遣いを防ぐことができます。

服飾費

上記表では毎月4843円が平均の支出額となっていますが、自分の支出と比較してどうだったでしょうか。

クローゼットにパンパンに服が詰まっているという人は、買う前にまず服を減らしてみることがおすすめです。

物を減らすだけで出費を抑えることができるので、試しに一枚減らしてみましょう。

クローゼットをお気に入りの服だけで埋めることができたら服飾代を月1000円減らすことができるかもしれません。

特別費の予算を立てる

特別費の内訳については人によって定義に差がありますが、毎月発生する支出ではない支出になります。

上記表をみると、意外と教養娯楽やその他の消費支出などのよく分からない出費が多いなと思いませんか。

毎月あるわけではない旅行代や美容院代を毎月の予算に組み込んでいないという方も多いのではないでしょうか。

毎月貯金しているはずなのに、冠婚葬祭や旅行、誕生日などの支出で気づいたら貯蓄がなくなっているという方は要注意です。

  • 家電の買い換え
  • 冠婚葬祭
  • 車検などの不定期にある支出
  • 固定資産税
  • 旅行
  • 誕生日

毎月病院や美容院に行っていない人はこの項目に病院代や美容院代を入れるなど、個人の支出に合わせてとにかく思いつく限りリストアップしてあらかじめ予算を立てることが大切です。

このような支出はきちんと予算を立てて管理しないとせっかくの貯蓄を切り崩すことになるので、しっかり管理しましょう。

まとめ

今回は一人暮らしの生活費の平均とその内訳、おすすめの見直し方法をご紹介しました。

自分の支出と比較してどうだったでしょうか。

一人暮らしの平均支出額は154936円でした。

おすすめの見直し方法5選は下記のようになっています。

  • 支出を把握する
  • 固定費を削減する
  • 人と比較しない
  • 変動費を管理する
  • 特別費を把握

これらの方法で、日々の生活の満足度を落とさずに無駄な出費を減らしてゆとりある生活を送りましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次
閉じる