結婚や同棲など人生に変化が訪れるタイミングはお金のことをしっかりと考えるチャンスです。子どもを持つとすれば、出産資金や教育資金などが必要となり、かかってきます。また住宅購入や老後資金などお金が必要なイベントが待ち構えているかもしれません。
お金の話をパートナーとすることはとても大切なことです。自分の中の常識が相手にとってもそうだとは限りません。お互いの価値観をすり合わせて、お金をどう貯めていくかの話し合いをしっかりとしておきましょう。
どうやってお金を貯めるか
具体的なお金の貯め方は以下の5つがあげられます。それでは具体的にお金のため方について考えていきましょう。
1.財布は一つに
2.同じ口座に振り込む
3.毎月の貯金額目標を決める
4.保険を活用
5.投資をする
一つずつ解説していきます。
財布は一つに
二人で生活するにあたって、「お金は別々に管理して、お互い貯金がんばろうね」とした場合、お互いの考えが違っていて、数年後「片方はたくさん貯めているのに、片方はまったくない」という事態がおきることがあります。
可能なかぎり、お互いの収入をオープンにして、家計管理という意味で財布をまとめた方がいいでしょう。その時、固定費がいくらかかっているかなど、二人がきちんと家計に対して責任をもつ形で話を進めていきましょう。
ちなみにパートナーがお金にルーズな場合、思い切ってもう片方が財布の紐を握るというのも一つの手です。また借金があるような場合には早めに相手にオープンにして、相談する必要があります。
同じ口座に振り込むという手も
完全にお互いの収入を教えたくない場合には、毎月決まった額を同じ口座に振り込むという方法をとることができます。
その場合、生活費のねん出や貯金などはその口座からおこなうといいでしょう。
毎月の貯金額目標を決める
残った額だけ貯めていく、という方法では、まったく貯まらないことも考えられます。
毎月いくら貯金するのかを先に決めておいて、お金を使う前にその分をのけていく方がいいでしょう。
その時の決め方としては2通り考えることができます。
一つ目は、目標金額から逆算する方法。数年後に住宅を購入するという目標があるのであれば、その頭金くらいは現金で用意しておきたいところです。
3年後に住宅購入を目標にするのであれば、それまでに200万用意すると考えて、逆算して月およそ5~6万円貯めるといいということになります。
二つ目は、収入の一定割合を貯金するという方法。
手取り額にもよりますが、2割ほど貯金できると優秀でしょう。
保険を活用という方法
お金を貯める方法として保険を耳にしたことがある人も多いと思います。
保険は人生の万が一に備える方法として優れた方法です。仕事がなくなった時、大怪我をしたとき、大病をわずらった時、そういう万が一に備えて保険も検討したいところです。
ですが、現金を貯める方法として保険をみた場合には、保険はあまり良い手ではありません。満期になるとお金が入ってくるという保険がありますが、金利は低く、保険のメインである保障部分を見直したいのに、満期金の関係で見直せないということにもなりかねず、おすすめできません。
保険は”保障”と割り切り、貯金は別でおこないましょう。
投資をするという方法
株式投資、投資信託、債券投資……と、投資方法はたくさん溢れています。
投資も未来に向けて資産を作るという意味では、優れた方法です。
ですが、投資はすぐに成果を出せるものではありません。一年後に必要になりそうな資金を投資で準備する事はおすすめできません。なぜなら、投資というのは価格が変動するので、短い期間であれば損をすることも十分考えられるからです。
たとえば、出産準備や数年後に住宅購入を考えているのであれば、それは短期間で準備する資金なので、現金で貯めるようにしましょう。
けれども、子どもの大学進学費用や自分たちの老後費用など、まだまだ先のイベントに対する備えであれば、投資はとても有効な方法です。
その時おすすめなのは、投資信託の購入です。株式や債券であれば、その会社が潰れるようなことがあった場合、価値がなくなってしまいますが、投資信託であれば、きちんと選べば、ゼロになる可能性はほとんどありません。
毎月1000円程度からスタートすることができます。
ちなみに長期的な計画だからといって、全てを投資でまかなうのも現実的ではありません。その人のリスク許容度によりますが、毎月の貯金額の1割以下で始めることをおすすめします。
実際、みんなどれくらい貯めているの?

どうやってお金を貯めるのかの話をしてきましたが、実際にはみんなどのくらい貯めているのでしょうか。
厚生労働省の調査によると、各年代別の平均貯蓄額は以下のとおりとなっています。
29歳以下 ・・・ 181.4 万円
30~39歳 ・・・ 515.9 万円
40~49歳 ・・・ 886.5 万円
50~59歳 ・・・ 1,327.2 万円
60~69歳 ・・・ 1,539.0 万円
70歳以上 ・・・ 1,295.6 万円
出典元:平成19年厚生労働省データ
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa07/2-5.html)
みなさん堅実にお金を貯めているような印象を受けますね。
平均という言葉のわな
平均という言葉を聞くと、「みんなが同じだけ貯めている!」ような気持ちになるかもしれません。
けれど考えてみてください。貯金が1億ある人と0円の人の平均貯金額はいくらになるでしょうか? そうです。5000万円です。
となると、平均よりも生のデータの方が役に立ちそうですね。
以下が年代毎の貯金額をグラフにしたものです。
グラフを見てみると、かならずしも平均のあたりが多いというわけではなさそうです。50万円未満の人も少なくありません。
それでも貯めている人は貯めている
とはいっても下を見て安心しているわけにはいきません。20代は貯蓄が少ない人が多いですが、年齢が上がればある程度の蓄えがある人が増えていきます。自分自身の人生設計に合わせて着実に貯めていくことが必要です。
これは現金の額にすぎない
これは注釈なのですが、平均貯蓄額の話のときは全体の資産の話ではなく”現金でいくら持っているか”についての話にすぎません。
ここには投資額などは含まれていません。
また借金についても考慮されていません。時折見聞きする話としては、「貯金1000万円、住宅ローン1000万円」といったこともあります。
貯金は手段にすぎない
時々お金を貯めることが目的になってしまっている人がいます。たしかにお金はないよりあった方がいいですし、世の中の大体の問題はお金で解決できることも事実です。
ですが、お金を貯めることを目的とすると、必要な時に必要なものを手に入れられなくなることもあります。
お金を貯めることが一番の目的であれば、子どもを持たず、二人で稼ぎ続けることが合理的とも思えるからです。
お金は目的ではなく手段と心得ましょう。そう考えることで「みんながこれだけ持っているから」という風に世間の情報に振り回されることなく、自分にとって一番良い方法を考えることができるからです。
まとめ

二人で暮らす時のお金の貯め方についてみてきました。
ポイントとしては、きちんと話し合うということ、どのくらい貯めるかをきちんとお互いに見えるようにしておくということ、投資も検討した方がいいということ、の3点にまとめることができます。
また世代別の平均貯蓄額もみました。平均貯金額の話になると「持っていない人もいる!」という話が必ずつきものです。ですが、全体を見渡したときに、ある程度持っている人が多い、ということもわかってもらえたかと思います。
この記事がパートナーと貯金についてしっかり話し合う手助けになれば嬉しいです。
コメント