三人家族の生活費の平均と内訳は?おすすめの見直し方法を解説

他の家庭では、どのくらいなんだろう?」
「生活費を抑えるためにどんな工夫をしているのだろう?」

なかなか聞くことができないお金の話について、そんなことを思ったことはありませんか。

将来の生活に備えて、生活費を節約して貯金をしたいと思っている方も多いのではないかと思います。

この記事では、三人暮らしの一般的な家庭にかかる平均の生活費について内訳とともにご紹介していきます。
また、おすすめの見直し方法についても合わせてご紹介していきたいと思いますのでぜひ、最後までご覧ください。

目次

三人家族の生活費の平均はいくらかかるか知っていますか?

結婚をして子どもが生まれると、育児にかかる費用から、教育費などの出費が増えるものです。

総務省が行っている家計調査(家計収支編 表3−1 世帯人員別1世帯あたり1ヶ月間の収支と支出)によると三人家族が生活する上で一ヶ月にかかる費用の平均の金額は266,689円だそうです。

ちなみに、この金額は個々人で差の大きい居住費を含まない金額として算出しているので、住宅ローンやアパートの月々の家賃等を含めた場合30万円前後の金額がかかることがわかります。

現在の自身にかかる費用が、この平均の金額よりも高いのか低いのか把握することで、生活費用の見直しに繋がります。
将来に備えて貯金をしたいけれど、何からしたらいいのか分からないという方は、ぜひご自身の生活費用の見直しから行うことをおすすめします。

三人家族の生活費の平均金額と内訳

三人家族が一ヶ月にかかる平均の金額は分かりましたので、もう少し詳細に金額の内訳を見ていきましょう。
内訳については、以下の通りです。


■食費:78,155円
■水道光熱費:22,614円
■家具、家事用品代:13,107円
■衣類、履き物代:8,904円
■保険、医療費:14,375円
■交通、通信費:41,316円
■教育費:8,934円
■娯楽費:23,500円
■その他:55,785円
いかがでしょうか。

あくまでもこの数字は日本全国の平均の数値なので、地域や家庭それぞれでも状況が異なりますが、およその目安を知ることでご自身の状況と照らし合わせると無駄な出費を見直すきっかけにもなりますよね。

この数字よりも高い数字の項目がある場合、その項目は平均よりも出費が多く削減できる可能性がある項目になります。
次項からは、おすすめの見直し方法について記載をしていきます。

三人家族の生活にかかる費用のおすすめの見直し方法

三人家族の生活にかかる費用や内訳などを確認したところで、ひと月にかかる生活費用が「平均よりも多い」と感じた方も少なくはないのではないでしょうか。

そのような方は、生活費用の見直しで無駄な出費を減らすことができれば、将来のための貯金にあてることもできるようになります。
ここからは、生活費を見直す際のポイントをお伝えしていきたいと思います。

見直しの際に知っておきたい固定費と変動費とは

生活費には大きく分けると「固定費」と「変動費」の二つがあります。
固定費とは、毎月支払う金額が決まっているもののことで、上記の内訳の項目から考えると

■水道光熱費
■保険、医療費
■通信、交通費
■教育費
■家賃

などが当てはまります。

一方で変動費とは、毎月の支出があるものの金額に変動があるもののことを言います。
上記の内訳の項目では、

■食費
■家具、家事用品代(日用品など)
■衣類、履き物代
■娯楽費

などがあたります。

まず見直すべきは固定費から

生活費の見直しを行う場合には交際費や食費、娯楽費などの変動費の見直しを行う前に、まずは毎月決まった支出のある「固定費」の見直しを行うことをお勧めします。

例えば、
・保険の契約の見直しのポイント
・インターネットや携帯の契約プランの見直し
・電気代、ガス代、水道代の契約プランの見直し
・こまめな節電、節水を心がけ光熱費を節約する
・アパートなどの賃貸に住んでいる場合は、家賃の低い物件への引っ越しを考える。
などが考えられるでしょう。

生活に必要なサービスや契約ですが、プランや金額は様々でこのような契約プランの見直しなどの小さな心がけからでも効果は十分にあります。

保険の契約の見直しのポイント

万が一の事故や病気などの事態に備えることができる保険。
安心して毎日を過ごすために、欠かせないものですが案外大きな負担の一つとなっているのではないでしょうか。

保険の内容が、本当に必要な契約内容なのかどうか一度見直してみると月々の支払いが安くなる可能性があります。
また、いくつかの保険に加入している場合は、補償の内容に重複している項目があれば解約の検討も行ってみるとよいでしょう。

インターネットや携帯の契約プランの見直しのポイント

通信速度が速く、高額になりがちな大手キャリアの携帯プランから使える容量は少ないけれど、毎月2000~3000円程度で使うことができる格安SIMの携帯会社に変えることも一つの方法です。
毎月必要な容量を見直すことによって格安SIM携帯で十分不便なく使うことができ、費用も抑えることに繋がります。

また大手キャリアでも、近年では5000円前後で契約できるプランの登場もありますので、必要なサービスや通信量に合わせてプランを変更するなども良いでしょう。
またスマホとインターネット回線がセットになったセット割のプランを検討するのも一つの方法です。

電気代、ガス代、水道代の契約プランの見直しのポイント

毎月の光熱費も、月々の支払いの大きな負担になっているもののひとつはないでしょうか。
電力やガスの自由化によって電力会社でもガスの契約ができるようになったり、契約会社を自由に選べるようになりました。
契約の内容の見直しと使い方で光熱費を安くすることが出来ます。

また、電力とガスを同じ会社で契約をする「セットプラン」で契約をすると別々に契約するよりもお得に契約できるプランや、通信会社の行っている電気料金と通信費のパッケージ商品の契約では割引やキャッシュバックが受けられる契約もあるそうです。

契約内容だけでなく、こまめな節電や節水を心がけたりコンロの火加減は最大の火力にせず、鍋底の大きさくらいの火力にするなどといったちょっとした心がけでも光熱費の節約に繋がります。

変動費の見直しのポイント

変動費は固定費とは違い、私たちの楽しみや娯楽に繋がる出費です。
節約をしないといけない、と無理をしすぎるとストレスから逆に大きな出費に繋がりかねません。

無理のない範囲で変動費の見直しや節約をしていくことをお勧めします。
例えば、食料品の買い物は一週間分まとめてするといったことでも節約の効果があります。

買い物に行く頻度を減らすことで、つい手にとってしまう無駄な買い物も自然と減らすことが出来ます。
また、コンビニにある商品や外食で食事を済ますと、どうしても食費が割高になりがちです。

無理のない程度で頻度を減らし、自炊を心がけることでも節約に繋がります。

人付き合いもあるので交際費などもどうしても必要ですが月に何回まで行く、などの決まりを決めておくと出費が多くなりすぎるのを防ぐことが出来るのではないでしょうか。

まとめ

三人暮らしの生活費の平均は、居住費を除いて月々に266,689円かかります。

それに加えて、教育費や老後資金などの将来に備えた貯金をしていかなければなりませんが、子育てがあるとどうしても出費が多くなりがちですよね。
平均的な金額を上回っていた方は無駄な出費があり、使い過ぎている可能性がありますので、まずは家計簿をつけて支出の把握をするところからしてみてください。

見直すことで、まず取り組むべき課題が見えてくると思います。

見直しにあたって食費や交際費などを抑えることも大切ですが、ストイックに節約をすると、ストレスが溜まってしまったり、逆に反動でたくさんものを買ってしまうといった事態になりかねません。

そうなってしまうと逆効果なので、まずは毎月必ず支払わなければならない固定費の契約プランなどの見直しを検討をして、将来のための備えを少しずつ増やしていけるといいですね。

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