四人家族で上手に貯金するには? 世代別の平均貯金額やおすすめの貯金方法を紹介

パートナーや子供と安心して暮らしていくためには貯金が必要です。

みなさんは四人家族の平均貯金がいくらかご存じですか?

参考にしようとしたが、よくわためない場合もあるでしょう。

また、貯金をするといっても、具体的にどのような方法がよいかわからないこともあるかと思います。

そこで、この記事では四人家族の平均貯金額とおすすめの貯金方法ついて解説します。

ぜひ最後までご覧ください。

目次

世代別でみてみよう

四人家族の貯金額とはどのくらいでしょうか?

ここでは、貯蓄の有無や世代別の平均貯金額について解説していきます。

下表は令和2年の金融資産の実態について、金融広報中央委員会が調査をまとめたものです。

【二人以上世帯調査による世代別の平均貯金額】

世代平均貯金(円)
20代292,000
30代591,000
40代1,012,000
50代1,684,000
60代1,745,000
金融広報中央委員会|家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和2年)(2022年3月30日)

20〜40代までは、各世代で2倍の貯金額となっています。

共働きや、子供の教育費を貯めるといった明確な理由があるため、しっかりと貯めていると考えられます。

老後に入る直前の50〜60代ではそれほど大きな動きはみられません。

これをもとに、ご家庭の貯金額と照らし合わせてみましょう。

貯蓄0の割合はどれくらい?

貯蓄0の割合は少ないとはいえません。

2019年に厚生労働省が3万世帯(約8万人)を対象に行った調査によれば、13.4%の世帯が貯蓄がないと答えたためです。

全体の1割以上が貯蓄がないことは深刻な状態といえます。

この調査は貯蓄を対象に行った調査であり、貯金のみにならず、株や保険などの運用や将来への備えもないことを示します。

このことから、貯蓄がたくさんある人と全くない人の二極化が伺えるでしょう。

厚生労働省|2019年 国民生活基礎調査の概況(2022年3月30日)

では貯金方法とはどのようなものがあるのでしょう。

ここからは、おすすめの貯金方法について解説していきます。

先取り貯蓄にも種類がある

貯金をするうえで最も手軽なものが先取り貯金となります。

特別な知識が必要ないためです。

先取り貯金は主に以下の3つの種類があります。

  • 自動積立定期預金
  • 財形貯蓄
  • 社内預金

先取り貯蓄とは、強制的に貯金をすることです。

給料が入ると同時に貯金することができます。

任意で金額を設定することが可能です。大切なポイントは無理をしないことです。

手取りの10〜30%を目安に設定して貯蓄しましょう。

自動積立定期預金

自分が設定した日に自動で定期預金に積み立てをしてくれる口座です。

ゆうちょ銀行や三菱UFJ銀行など、多くの金融機関で取り扱っています。

定期預金の積立日を給料日に設定しておけば、使う前に貯金ができて安心できるでしょう。

財形貯蓄

会社(企業)が給料から一定額を天引きして貯蓄してくれる先取り貯蓄です。

福利厚生の一環として導入している会社もあります。

しかし、会社によっては導入していないケースも。

そのため、会社に問い合わせる必要があるでしょう。

貯蓄先は、会社が提携している金融機関となります。

社内預金

基本的には財形貯蓄と同様です。

従業員が任意で利用できる制度となります。

金利が会社によって異なるため、問い合わせてみてください。

iDeCoやNISAを利用する

貯蓄のひとつの方法として、iDecoやNISAを利用することもよいです。

以下のようなサービスとなります。

  • iDeCoは私的年金を目的としたもの
  • NISAは少額投資非課税制度

上記からわかるように、2つのサービスは目的が異なります。

iDeCoの場合、毎月の積立を行い、老後資金の貯蓄を目的としたサービスです。

加入対象は20〜59歳までとなり、任意の金額を払い込みます。

以下のような方も加入が可能です。

  • サラリーマン
  • 自営業
  • 専業主婦
  • 公務員

その後は好きなように運用が可能です。

特別な手続きが必要なく、老後のための資金を自然に貯蓄できることが、最大のメリットとなります。

さらに、iDeCoで得た利益は非課税です。

なおかつ、貯蓄した金額の全てが所得控除の対象となります。

税負担の軽減に繋がることもiDeCoの特徴といえるでしょう。

受け取りの際も大きな所得控除を受けれます。

しかし、退職所得や公的な年金を同時に受け取ると、課税の他使用となるので注意が必要です。

その他にも気をつけてほしいのが、原則として60歳までは貯蓄を引き出すことができません。

また、口座の開設や維持費の手数料が必要となります。

iDeCoは金融機関を選択する必要がありますが、なかでもSBI証券がおすすめです。

国内株取引シェアが最も多く、商品が非常に充実しているためです。

また、手数料が低いことやTポイントが貯まるなどのメリットもあります。

対するNISAは、積立に特化した非課税制度となります。

年間40万円まで非課税で投資することが可能です。

任意の金額(積立投資は最小額100円)を毎月積み立てることができます。

初めに構成する必要がありますが、自動的にお金を積み立て、運用することが特徴です。

また、非課税枠が存在し、最長で5年間を最大600万円(上限120万円×5年間)までの投資が非課税となります。

金融投資は通常約20%の税金が課されますが、NISAであればこの分を軽減することができるでしょう。

初心者が安心して運用できることもNISAの利点です。

NISAの金融商品は、金融庁による厳正な審査を通過したもののためです。

ただし、損失が発生する可能性もあります。

これらのことより、iDeCoとNISAは用途が異なりますが、貯蓄として有用であるといえます。

貯金を増やすためのコツ

貯金を増やすために必要なことは以下の3つです。

  1. 資産を把握する
  2. 目標を立てる
  3. 支出を明確にする

貯金を増やす上で、資産の把握は大切です。

何事も状況を把握していなければ最適な改善策を練ることは困難なためです。

なおかつ、貯金はできる限りひとつの口座で管理しましょう。

複数あっては把握するのに時間がかかったり、余計な手間となります。

資産が把握できたら、次は目標を設定しましょう。

途中で貯金をやめてしまわないためです。

また、目標額を設定するだけでなく、意味を持たせることが重要です。

たとえば、子供の教育費に1,200万円が必要な場合、1ヶ月で10万円を貯金すれば10年後に目標が達成できます。

このように、具体的な目標を立てれば、日常でどの程度の節制をする必要があるか見直すことが可能です。

最後に必要なことは、支出を明確にすることです。

毎月の支出の内訳が明確になっていれば、改善すべきものが自ずと見えてくるでしょう。

具体的な方法は以下の通りです。

  • アプリを使って家計簿をつける
  • キャッシュレスを利用して、支出を確認しやすくする
  • 現金での支払いは、領収書やレシートをもらい、家計簿に反映する

上記のように、すぐに確認できるようにすることは有用です。

貯金を増やすために3つの取り組みを行い、効率良く貯金をしましょう。

時には見直すことも大切です。

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