余震対策はなにをすればいい?地震のあとの備えが大事

小さな地震でも大きな地震でも地震が発生したら、一時的なものではないので、その後の対応にも十分に気を付けなければなりません。
その理由としては、何度も余震が発生する可能性があるからです。
小さな余震なら、その後一週間程度は頻発する可能性があります。
ご家族がいらっしゃる場合は、地震に備えてのしっかりとした準備が必要でしょう。
突然の災害にも慌てずに対応できるように、普段から災害を意識し、防災に関する知識を実践していってください。
この記事では、地震発生時に想定される余震対策についてまとめていますので、よく読んで思い出せるようにし、同時に今からできる余震を含めた地震対策をやっておいてください。

目次

大きな地震発生後は余震が頻発する!

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震度5以上の大きな地震が発生する場合は、その前後には余震を伴うことが普通です。
本震と余震はセットで起こると考え、一時的に揺れが収まったと思っても、冷静になって余震の発生の可能性を忘れずに、迅速に行動する必要があります。

揺れによって家屋が倒壊する恐れがある!

大地震発生後は、まずは落ち着いて自分の身を守りましょう。
机の下へもぐって、倒れてくる家具・家電や大きな物を避けるようにしてください。
一瞬の行動が生死を分けます。
余震によって、家具だけではなく、何度も襲う余震によって家屋も倒壊する恐れがありますので、ご注意ください。
巨大地震ほど、余震の回数が多く、桁違いに増えていきますので、大地震発生後は慎重に行動しなければならないでしょう。

場所によっては土砂災害にもご注意を!

雨が降っている時期や数日前に雨が降って地盤が緩んでいるような場所では、土砂災害が併発する恐れがあります。
余震の揺れが何度も起こると、地滑りなども発生しやすくなっていますので、迅速に避難準備を行い、安全な場所へ避難するようにしてください。

精神的ストレスや不眠症なども深刻な問題

大地震発生のような大災害を経験すると心身に大きなストレスを抱えることがあります。
疲労や不安などが高まってPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの症状を訴える人が増えてしまいます。
余震が頻発するような場合は、「地震酔い」と呼ばれる症状が起こり、地震が起こっていないのに、揺れているように感じる人も出ています。
さらに、眠れなくなってしまい、不眠症による疲労から体調を崩す恐れがありますので、神経質な方やストレスに弱い方は十分にご注意ください。

地震発生後すぐにできる余震対策

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地震発生後は、まずは自分の身を守ることが第一です。
その後、火の始末を行い、ドアや窓を開けて逃げ道を確保することです。
そして、少し落ち着いたら、すぐにできる余震対策を実施してください。

落下しそうな大きな物は床におろすこと

地震対策で家具を固定し、動かないようにする器具を取り付ける方法が有効ですが、あらかじめやっていない方も多いので、地震の発生回数が増えているようならすぐに補強作業を行ってください。
家具は大丈夫でも、中に入っている物が落ちてきたり、飛び出してきたりする恐れがありますので、下や床におろしておきましょう。
安全なスペースを確保することも重要です。

ブレーカーをおろす

余震で電気器具なども使えなくなったり、通電火災を引き起こす恐れがありますので、ブレーカーをおろしておきましょう。

電気器具のプラグを抜く

ブレーカーをおろした後も、火災の危険性がありますので、使用中の器具のプラグを抜いて、いったん使用を中止してください。

バスタブに水を溜める

水道が使える場合は、念のためバスタブに水を溜めておいてください。

避難準備をする

大きな揺れで窓枠などがゆがんでしまい、窓や扉などが動かなくなってしまうことがあります。
部屋の中に閉じ込められてしまうと大変です。
きちんと動くかどうか確認し、出口を確保するためにも、窓や扉は開けておくようにしましょう。
安全が確認できた後、必要なら避難所へ逃げるための準備を行いましょう。
事前に防災グッズなどの手回り品を準備しているなら、そのまま持っていけるように準備しておいてください。

地震によるストレスや体調不良を解消する方法

地震などの大災害が発生した後は、パニックになってしまうことがよくあります。
心身の不調から、体調不良へと変わっていくことがありますので、メンタルヘルスに関する問題にも十分に対策を講じる必要があります。
避難所などですぐに心のケアができないことがありますが、臨床心理士・精神保健福祉士などの専門家がいれば、カウンセリングを受けるようにしてください。

地震酔いのような症状にご注意

「地震酔い」と呼ばれる症状をご存じでしょうか?
乗り物酔いのように気持ち悪くなって、体調不良になってしまいますので、何らかの対処法を実行しなければなりません。

例えば、
深呼吸をして気持ちを落ち着ける
市販の酔い止め薬を飲む
細長い紐やコードなどを見て揺れていないか確認し気持ちを落ち着ける

といった対処方法があります。

恐怖感に襲われたときはどうする?

精神的なストレスの一種だとも考えられますが、地震後は何か不安になったり、恐怖に襲われたりすることがあります。余震が起こる起こらないに限らず、他の人には原因がよくわからないため、完全な回復や治療などが難しく、よくなるまでかなりの時間を要することがあります。

恐怖感に襲われたときの対処法としては、
毎日太陽の光をよく浴びるようにすること
ラジオ体操などの軽い運動を毎日一定時間行うこと

といった対処方法があります。

また、眠れなくなってしまったときは、無理に眠る必要はありません。
静かに目を閉じて、深呼吸をしてみましょう。
どうしても余震が起こると、目が覚めてしまいますが、眠れなくて困っている場合は、地震の被害のない遠方へしばらく出かけてみたり、安全な場所にある宿泊所に泊めてもらったりするような方法がいいかもしれません。

正しい情報収集でパニックにならないようにすること

大地震が起こった後は、余震などの情報の他、火災や洪水・津波などの別の災害が起こることがあります。正しい情報を収集し、避難場所へ逃げたほうがいい場合は、すぐに準備して出かけるようにしてください。
正しい情報は、ラジオ、テレビ、行政からの直接の情報などを参考にし、デマや噂などに惑わされないようにご注意ください。
スマホや公衆電話は一斉に大勢の人たちが使ってしまうことから、つながらない恐れがあります。
一時的にネットにつながるようなら、災害情報サイトや災害アプリなどを参考に正しい情報に基づいて、その都度、次にどう行動すべきかを決めるようにしてください。

まとめ:一度発生した大地震は何度も訪れる?余震対策は大変重要!

地震は、本震と余震があるといわれています。
そして、余震は何回も発生する恐れがあり、気を抜いていると思わぬ事故やケガをする恐れがり危険です。
大地震の後は、余震の発生が予想され、また大きな地震が発生する可能性も高いことを知っておきましょう。
余震に関する正しい知識を知り、地震が起こっても慌てないようにすることや精神的な不安を解消する方法などを知っておくと安心です。

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