仮想通貨クアンタム(QTUM)とは?今後の将来性や取引所、買い方を解説

ビットコインが登場して以来、さまざまな種類の仮想通貨が生まれるようになりました。中には、保有するだけで報酬がもらえる銘柄もあります。   

ここでは、その一種である「クアンタム(QTUM)」について解説します。仮想通貨で効率良く稼ぎたい方は、この記事を参考にクアンタムの特徴を押さえましょう。

目次

クアンタムとは?

クアンタムとは、シンガポールを拠点とする「Qtum Chain Foundation Ltd.」が開発した仮想通貨です。当該銘柄には、以下の強みがあります。

  • スマートコントラクトを備えている
  • 高い匿名性を誇る
  • 保有するだけで報酬がもらえる
  • 処理スピードが速い

それぞれの内容を細かく紹介しましょう。

スマートコントラクトを備えている銘柄

クアンタムの特徴は、スマートコントラクトを備えていることです。スマートコントラクトとは、ブロックチェーンで自動的に契約する方法を指します。別の金融機関を経由する必要がなく、円滑な取引が可能となります。

また、自動的に契約が完了するため、記録が改ざんされるリスクも著しく減るでしょう。しかし、この方法はデータ容量が積み重なると取引速度が低下する恐れもあります。イーサリアムもスマートコントラクトを採用しており、クアンタムとの取引に向いています。

高い匿名性を誇る

クアンタムは、高い匿名性を誇る点も強みの1つです。クアンタムには、ビットコインと同様に「UTXO」を採用しています。こちらは、取引を行うごとに新規のアドレスを発行するシステムです。

しかし、大きな容量を必要とするため、ビットコインにはスマートコントラクトを実装できませんでした。 そこで、クアンタムにはUTXOとスマートコントラクトを併用する仕組みが搭載されます。

この方法により、ビットコインとイーサリアムの2つの機能を持つ銘柄となりました。

保有するだけで報酬がもらえる

クアンタムは、保有するだけで報酬がもらえる「PoS(プルーフオブステーク)」を採用しています。仮想通貨の稼ぎ方の1つとして、有名なものが「マイニング(採掘)」です。こちらは、取引履歴を記録する際の計算を手伝うことで報酬が得られます。

これまでのマイニングでは、1番早く処理が終わった人に報酬を与える「PoW(プルーフオブワーク)」が主流でした。しかし、高性能なコンピューターを必要とし、電力の消費も大きくなるという弱点がありました。

そのため、処理スピードのみに依存せず、銘柄の保有量も重視するPoSが生まれます。クアンタムで稼ぐ際には、とりあえず保有することを意識してもいいでしょう。

チャートの動き

クアンタムの価格は、1年単位で見ると徐々に下がっています。2021年は仮想通貨全体が高騰していた背景もあり、日本円で1QTUMあたり2,000円程度でした。

最も高い数値を誇っていた時期は2018年1月7日です。クアンタム史上唯一となる10,000円台まで突破しました。しかし、2022年10月現在は400円台まで暴落しています。

クアンタムに将来性はある?

クアンタムの将来性を予想する上では、ビジネスでの活用に注目しなければなりません。最高責任者であるマイク・パレンシア氏はAmazonとの連携を望んでいます。

クアンタムが積極的にAmazonで使用されれば、保有したいと思う方も出てくるかもしれません。今後の動き次第では、クアンタムに将来性がないとは決して言い切れないでしょう。大企業とどのように連携を取るのか、日々調べておく必要があります。

クアンタムが取引できる場所

クアンタムは、国内取引所でも問題なく取引できます。主な例が次のとおりです。

  • コインチェック(Coincheck)
  • DMMビットコイン
  • GMOコイン

また、仮想通貨の販売業者には販売所形式と取引所形式の2パターンがあります。前者は販売業者と各銘柄を取引する方法、後者は登録しているユーザー同士で取引する方法です。それぞれのスタイルで扱っている銘柄も異なるため、区別して押さえてください。

コインチェック(Coincheck)

コインチェックとは、日本で初めて仮想通貨を扱った販売業者です。クアンタムを入手するためには、販売所形式を選ぶ必要があります。取引所形式では、ビットコインしか扱っていないため注意しましょう。

コインチェックの強みは、クアンタムを含めた各銘柄が500円で購入できる点です。また、つみたて投資を選択すれば毎月300円からコツコツと運用できます。少額投資を優先したい方にはおすすめな販売業者です。

DMMビットコイン

DMMビットコインは、キャンペーンを豊富に提供するところが特徴的です。口座開設手数料や入金手数料が無料のため、低コストで仮想通貨への投資を始められます。

DMMビットコインの場合、原則として取引所形式がありません。その代わりに、「BitMatch注文」を採用しています。

BitMatch注文の場合、クアンタムはレバレッジ取引のみ用意されているため注意が必要です。なお、レバレッジ取引とは倍率を掛けることで保証金よりも高い金額で取引する方法を指します。

GMOコイン

GMOコインの主な強みは、クアンタムを含めて幅広く銘柄が用意されている点です。投資家にも人気があり、オリコン満足度ランキングでは2年連続で1位を獲得しています。仮想通貨を幅広く持ちたい方は、GMOコインの利用も検討してみましょう。

クアンタムは、販売所形式と取引所形式の両方で入手可能です。取引所形式の場合は、現物取引のみで取り扱っています。つみたて投資を選べば、毎月500円からコツコツと運用できます。

クアンタムの購入方法

では、実際にクアンタムを購入する方法について説明します。基本的に手続きはそこまで複雑ではありません。手順をしっかりと確認しつつ、スムーズにクアンタムを入手しましょう。

1.仮想通貨の販売業者でアカウントを開設

クアンタムを入手するには、仮想通貨の販売業者でのアカウント開設を行います。先ほど紹介した国内取引所やクアンタムを扱う海外取引所で手続きしましょう。

具体的な内容は販売業者ごとで変わりますが、一般的には下記の手順が必要です。

  • 各販売業者のサイトで個人情報を入力
  • 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカードなど)の提出
  • 審査

入力した情報によっては、審査で落とされるケースもゼロではありません。アカウントを開設するときは、資金や運用方法などを事前にチェックしましょう。

2.日本円を口座に入金

販売業者での口座開設が終了したら、クアンタムと交換するため日本円を入金します。ビットコインなどの銘柄と交換する方法もありますが、いずれにせよ日本円は口座に入れておいたほうがいいでしょう。

ちなみに、海外取引所では原則日本円を扱っていないのが普通です。ドルや仮想通貨などと換価する必要があるため気をつけましょう。入金や出金する際の手数料は交換業者によって大きく変わります。手数料も販売業者選びにおいては欠かせない選択肢の1つです。

3.ウォレットを開設する

取引する際には、クアンタムを保管するための「ウォレット」も開設しましょう。種類は大きく分けて、ホットウォレットとコールドウォレットがあります。

前者がインターネットに接続されているタイプ、後者が接続せずに使うタイプです。ウォレットを開設しておけば、安全に仮想通貨を管理できます。

4.保有したい量のクアンタムを購入

日本円を入金したら、保有したい量のクアンタムを購入します。交換する前には、あらかじめチャートで価格を確認しなければなりません。2022年10月20日時点では、クアンタムの価格は日本円で約400円です。

また、つみたて投資を選べば毎月一定額ずつ仮想通貨を入手できます。最も効率良く稼げると判断した方法で、取引を行いましょう。

まとめ

この記事では、仮想通貨の一種であるクアンタムについて紹介しました。国内取引所でも扱われており、2022年10月現在では比較的入手しやすい銘柄です。

将来性を検討した上で、購入するか否かを判断する必要があります。加えて、一般的な仮想通貨の購入方法も押さえておきましょう。 

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