エイプコイン(APE)ってなに?特徴や今後の将来性などをやさしく解説

ここでは、仮想通貨の1つであるエイプコイン(ApeCoin。シンボルはAPE)について解説していきます。

本記事をお読み頂くことで、エイプコインがどのような仮想通貨で、どのような魅力・注意点があるのか。そして、将来性はどの程度期待できるのか、といったことなどがお分かりいただけることでしょう。

目次

エイプコイン(APE)とは?

まず初めに、エイプコインの概要を押さえておきましょう。以下でエイプコインの基本データや特徴、買い方を取り上げます。

エイプコイン(APE)の基本データ

エイプコインは、”Bored Ape Yacht Club(BAYC)”というNFTに関連する仮想通貨のことです。監督はApeCoin DAOという別組織が行っています。

エイプコインは、2022年3月17日にBINANCEなどの仮想通貨取引所に上場され、上場当初は日本円で約120円程度の価格でした。そこから一気に買いが殺到し、一時的に6000円ほどまで価格が上昇。しかしすぐ急落し、記事執筆時点(2022年7月)では約680円となっています。

現在、エイプコインを入手できる取引所としては、BINANCE、coinbase、FTXなどがあります。より詳細に知りたい方は、公式サイトよりご確認ください。

なお、Bored Ape Yacht Club(BAYC)は類人猿のイラストが特徴のNFTです。公式Twitterのフォロワーが2022年7月時点で97万人を超えており、大変人気のあるNFTであることが分かりますね。また、あのジャスティンビーバーやネイマールといった世界的に著名な方々が、BAYCのNFTを購入していることでも知られています。

そんなBAYCに関連する仮想通貨が、今回ご紹介するエイプコインになります。

エイプコイン(APE)の特徴

次に、エイプコインの特徴を見ていきましょう。

①上場したばかりなのに、既に多くの大手取引所に上場済み

エイプコインは、2022年3月に正式に発表された、非常に新しい仮想通貨です。それにもかかわらず、同月中に海外の大手取引所BINANCEやBybit、FTXなどに一気に上場を果たしています。当然上場には相応の審査もあると考えられますが、エイプコインはリリース間もない段階でそれらの審査をクリアしたことになります。注目度の高さが伺えますね。

なぜ、エイプコインは大手の取引所に一気に上場できたのでしょうか。一説によると、BAYCの資金力やコネクションが背景にあると言われています。資金力や暗号資産界隈のコネクションが強いから、あっという間に上場できた、というわけです。

②ApeCoin DAOのガバナンストークンとして使用可能

エイプコインを保有していると、ApeCoin DAOの投票に参加したり、運営資金の使い道やシステムの変更を提案することが出来ます。すなわち、エイプコインは、今後の方向性を決める際の意思決定の場に参加するための仮想通貨と言えるのです。

仮に長期でエイプコインを持とうとするならば、その価値の担保は重要です。ですからその場合は、ガバナンストークンという側面をしっかり活用すると良いでしょう。

エイプコイン(APE)の買い方

エイプコインを買うためには、どうすれば良いでしょうか。エイプコインは現状国内の取引所に扱いがないため、以下の手順で入手することになります。

①海外取引所へ送金するための元手となる通貨を、bitFlyerなどの国内取引所で保有する。

②その通貨を、エイプコインに対応した海外取引所に送金する。

③海外取引所でエイプコインを取引する。

エイプコイン(APE)の魅力と注意点

続いて、エイプコインの魅力と、気を付けておきたい注意点を見ていきましょう。

エイプコインの魅力

まずはエイプコインの魅力から押さえましょう。魅力としては、次の点が考えられます。

①ゲーム内で通貨として使用できる

エイプコインは、アクションアドベンチャーゲーム”Benji Bananas”や、NFTゲーム”Play-to-Eam”などのゲームにおいて、ゲーム内通貨として使用することが可能です。活用できる場面が多いほどその価値が高まると言われる仮想通貨において、ゲームという身近な物で使用可能なエイプコインは、今後需要が高まっていくかもしれませんね。

なお、これはゲームではありませんが、例えばアメリカの老舗マガジン”TIME”も3月20日、デジタル版の購読においてエイプコインの支払いに対応すると発表しています。

②まだ日本の取引所に上場していない

記事執筆時点(2022年7月)で、エイプコインは日本の仮想通貨取引所には上場していません。”~していない”と否定的に書くと「それのどこが魅力なんだ?」と思うかもしれませんね。

簡潔にお答えすると、仮に日本国内の取引所に上場された場合、大きな値上がりが期待できるのです。元々エイプコインは注目度の高い仮想通貨です。それが日本に上場されるとなれば、日本の仮想通貨ユーザーが放ってはおかないでしょう。

エイプコインの注意点

次にエイプコインを保有する際の注意点を見ていきましょう。具体的には、以下の2点です。

①当面は、BAYCと運命共同体

エイプコインはBAYCというNFTに関連した仮想通貨であると、冒頭で述べました。ですから、エイプコインの需要はBAYCと切っても切れない関係にあります。NFTの人気が挙がればエイプコインの需要や価格も高まりますし、逆もまた然りです。

この点は、エイプコインのゲーム内通貨としての機能に期待したいところですね。ゲーム内通貨として広まれば、その分安定した需要が見込めるでしょう。

②新たに上場しても、値上がりがさほど見込めない

エイプコインが今後他の取引所に上場しても、値上がりはあまり期待できないかもしれません。なぜでしょうか。それは、前述した通り、既に沢山の大手海外取引所に上場しているからです。

ただし、仮に日本国内の取引所に上場した場合は話が変わってくるでしょう。この点は期待しすぎても良くありませんが、今後の動向に注目ですね。

エイプコイン(APE)の将来性

最後に、エイプコインの今後の見通しを考えてみましょう。結論から言うと、将来性は比較的明るいと言えそうです。理由としては、以下の点が挙げられます。

①海外の投資家によると、2024年には価格が135ドルまで上がると言われている。

②NFT関連の仮想通貨であるため、注目度が高い。

②は先ほども触れましたね。①についてはあくまで予想ではあるものの、プロの投資家の予想ですから、ある程度当てにして良いのではないでしょうか。

ただし、仮想通貨に限らず投資全般に言えることですが、投資は自己責任で行いましょう。また、生活防衛資金(一般に生活費の3か月~半年分)には手を付けず、余剰資金で行うよう心がけてください。

まとめ

今回は、上場直後から大変な注目を集めていた仮想通貨、エイプコインについてお話をしてきました。

今の価格は700円にも満たず、上場直後と比較すれば落ち込んではいるものの、やはりBYAC自体の人気があるので、様々な可能性を秘めた仮想通貨と言えるでしょう。例えば、より多くのゲームやサブスクの支払いにエイプコインが使えるようになれば、その分需要も高まっていくと考えられます。

仮想通貨自体が需要と供給で価格が決まるため、価格がグンと上がる可能性もあるでしょう。エイプコインの今後に期待したいですね。

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