インターネットの進化により、自動で取引履歴を保存する仮想通貨が誕生しました。世界各国で製造されており、日本でもいくつかの銘柄が生まれています。
ここでは、日本で作られた仮想通貨である「ジャスミーコイン(JMY)」について解説します。投資にチャレンジする際には、最新情報を常に確認しなければなりません。特徴や今後の予想を具体的に紹介しましょう。
ジャスミーコインとは?
ジャスミーコインは、アルトコインのなかでも「草コイン」に位置づけられる銘柄のひとつです。草コインとは、世間一般的に知名度が低い仮想通貨を指します。ここでは、ジャスミーコインがどういった強みを持つか解説しましょう。
日本で作られた仮想通貨
ジャスミーコインの最も大きな特徴は、日本で作られた仮想通貨であることです。ビットコインをはじめとした大半の銘柄は海外で作られています。日本が発祥の種類は、ほかにモナコインやエイダコインなど数える程度しか存在しません。
初めて当該銘柄を発行した機関は「ジャスミー株式会社」です。ブロックチェーン技術を積極的に用いつつ、革新的なネットワークサービスを提供します。会社を設立した人物は安藤国威氏であり、ソニー株式会社のCOOも務めています。
ジャスミーコインが作られた目的は、個人情報の保護を徹底するためです。ほかの仮想通貨と同じく、各データを自動的に記録します。高度な技術を駆使して、トラブルが起こらないよう管理することが強みです。
将来を見据えてロードマップが作られている
ジャスミーコインでは、将来を見据えたロードマップが丁寧に作られています。簡単にいえば、今後にどのような過程で運用するかを示した指針です。このことからも、当該銘柄は運営の方針を具体的に計画しているといえます。
2022年に入ってからプランは、最新版に更新されました。掲げられた目標は、70以上の仮想通貨取引所にジャスミーコインを上場させることです。第2四半期や第3四半期、第4四半期の3つの時期に分けて細かく計画を立てています。
2022年の計画では第2四半期の段階でも、上場先は少なくとも50まで到達する見込みです。今後の動向次第では、当該銘柄が幅広く流通する可能性も考えられます。
データ管理の安全性を高めるSKCとSGのコアサービス
「SKC」や「SG」といった2つの機能でデータを管理している点も、ジャスミーコインならではの特徴のひとつです。SKCとは「Secure Knowledge Communicator」の略で、あらゆる情報を分散させて管理します。
SKCを使うためには、本人認証を経なければなりません。当該機能を利用すると、ユーザー同士でデータを共有できます。一方で、SGは「Smart Guardian」の略称でスマホやパソコンなどのデバイスを登録できるシステムです。
これらの機能を持つことで、個人情報や取引履歴を安全に保有します。将来的に仮想通貨を持つうえでも多大な影響を与えるかもしれません。
ジャスミーコインの値動きを捉える
仮想通貨の投資においては、これまで価格がどのように変動したかを確認しなければなりません。取り扱っている仮想通貨取引所などでは、一定期間の値動きをチャートから読み取れます。2021年から2022年の値動きをしっかりと捉えましょう。
2022年に入り急激に下がってしまった
ジャスミーコインが初めて上場した日は、2021年10月26日です。はじめは日本円で130円台をマークし、2021年2月15日には450円台と大きく値上がりしました。とはいえ、価格は上がり続けることはなく、同年2月20日に180円台と激しく変動します。
2021年4月になると100円台まで下落したものの、5月には再び200円を上回りました。しかし、5月を過ぎてからは大暴落に陥ります。100円台はキープしていましたが、7月には1円台まで下落しました。
2022年以降もほとんど変わらず、10円未満を推移している状態です。正確な原因は明らかとなっていません。一説では投資家がこれ以上の保有は危険だと察知したため、ジャスミーコインを売却したためといわれています。
ジャスミーコインの将来性をみるうえで重要すべき部分
2022年に入り大きな暴落をみせたジャスミーコインですが、果たして将来性はあるのでしょうか。投資をするうえでは、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。ここでは、3点の重視すべき要素を紹介しましょう。
ロードマップが機能すると高騰する可能性もある
ジャスミーコインの成長に欠かせない存在がロードマップです。上述で2022年6月に新バージョンがリリースされたと紹介しましたが、上手く機能すると投資家から注目が集まります。なぜなら、ジャスミーコインが世界に浸透するケースも起こりうるためです。
2022年8月10日時点では、第2四半期へ向けて50以上の仮想通貨取引所での上場を果たそうと動いています。ちなみに、個人情報を1人1人が活躍できる取り組みに関する「戦略説明会」はすでに開催されました。
今のところは、順調にプロジェクトが進んでいると評価できます。ジャスミー株式会社の理念が世界中に伝われば、再度の値上がりも期待できるかもしれません。
IoTによる利便性の向上がカギを握る
ジャスミーコインは、IoTと深く結びついている銘柄です。IoTは「Internet of Things」を略した言葉であり、インターネットを介して通信するツールの総称を指します。具体例として挙げられるものがスマートフォンと連動するカメラです。
本来、写真撮影する際にはカメラのボタンを押さなければなりません。そこで、スマートフォンのアプリを使うと、遠隔から写真を撮ることができます。このように、IoTは我々の生活の利便性を高めるうえで重要な存在です。
IoTのニーズの観点からすれば、ジャスミーコインへ投資したいと感じる人も増えるかもしれません。ジャスミー株式会社の動きをみて、投資するか否かについてしっかりと検討しましょう。
仮想通貨業界全体の市場動向も注目すべき要素
ある特定の銘柄を保有するときは、仮想通貨の業界全体をチェックしなければなりません。経済状況によっては、全ての銘柄が暴落する可能性もあるためです。2021年と2022年を比べると、ビットコインやイーサリアムも価格が下落しました。
暴落を引き起こした背景として考えられる要因が、仮想通貨に対する法規制です。2022年に入り、アメリカは大幅な金融引き締め政策を行いました。世界的に景気が停滞し、仮想通貨へ投資する余裕がなくなりました。
これからも、金融政策による変動が起こる可能性は十分考えられます。ジャスミーコインだけを確認するのではなく、経済全体の動きを捉えるようにしましょう。
ジャスミーコインの購入は「ビットポイント」がおすすめ
ジャスミーコインは、今後に向けて数々の仮想通貨取引所に上場する見込みです。仮想通貨取引所は、大きく「国内取引所」と「海外取引所」に分けられます。初心者であれば、日本円を直接入金できる「国内取引所」がおすすめです。
しかし、日本でジャスミーコインを扱っているところは「ビットポイント」と「フォビジャパン」の2つしかありません。これから増えるケースは考えられますが、予定は何も分からない状況です。
ビットポイントでは、ジャスミーコインのような珍しい銘柄を数多く扱っています。ほかにも、多くの草コインを購入できる点が強みです。
仮想通貨のままであれば、入出金や送金手数料が無料に設定されています。価格も1〜2円であるため、ある程度は購入してみてもいいでしょう。
まとめ
この記事では、日本で誕生した草コインの「ジャスミーコイン」の将来性を取り上げました。2022年8月時点の価格は低いものの、今後も成長する見込みはある銘柄です。
ただし、仮想通貨の値動きは確実に予想できるものではありません。常に新しい情報をリサーチしつつ、慎重に投資するよう気をつけましょう。
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