楽天ウォレットは本当に使いやすいのか、手数料は高いのかといった実際の評判を知りたい方も多いのではないでしょうか?
近年、ビットコインの価格が上がっているニュースで一躍有名になった暗号資産。暗号資産は気になるけど、初心者の方はなかなか手を出しにくいですよね。
しかし、楽天ユーザーはお得に暗号資産を運用できるという評判も数多くあります。実際はどうなのか気になる方は、ぜひ最後まで記事をお読みください。
メリットとデメリットについても分かりやすく解説しています。
楽天ウォレットとは
楽天ウォレットとは、楽天証券ホールディングスの子会社である、楽天ウォレットが運営する仮想通貨取引所(暗号資産)です。
楽天グループの会社ということで、楽天ユーザーにとっては楽天サービスと連携して使いやすい取引所となっています。
とくに、楽天ポイントを使って暗号資産の取引ができるという点は大きなメリットといえるでしょう。
もし、すでに楽天ユーザーの方でこれから口座開設しようとしている方は、本人確認の手続きがスムーズに進み、最短即日で口座開設ができます。
他の取引所は、長いところで1週間もかかる場合がありますので、ぜひログインした状態で申し込みしましょう。
楽天ウォレットの3つのメリットを解説
楽天ウォレットを利用すると、どういったメリットがあるのか具体的に知りたい方に分かりやすく解説します。
楽天ユーザーは、メリットをしっかり享受できるようにチェックしましょう。
楽天ポイントがつかえる
貯めた楽天ポイントを使って暗号資産を始められるので、持ち出し現金ゼロでも暗号資産を始められます。
ポイ活も併用すると、実質ゼロ円で暗号資産の運用を開始できるのでとてもお得になります。
暗号資産の交換は、楽天ポイントが最低100ポイントから交換可能です。(1ポイント1円相当)
その際、利用できるポイントは通常ポイントのみの交換となります。
期間限定ポイントなど、一部利用できないポイントもありますので注意しましょう。
交換レートについては、楽天ウォレットの現物取引サービスと同じレートになります。
また、楽天ウォレットを登録するとSPUもアップしますので、よりポイントを多く貯められるようになります。
楽天キャッシュにチャージできる
楽天ウォレットでは、運用している暗号資産を楽天キャッシュにチャージして楽天市場でお買い物に使えます。
直接、楽天キャッシュにチャージできるので手軽にお買い物で利用できます。
例えば、楽天ポイントカードなら楽天市場、街での買い物なら楽天ペイというように楽天サービスが使える店舗なら利用できますのでチェックしましょう。
ただし、暗号資産売却時にはスプレッドコストがかかりますので、その点は注意が必要です。
大手企業でセキュリティが高い
楽天ウォレットでは、コールドウォレットを使った高いセキュリティで安全な仕組みづくりをしています。
セキュリティシステムの電子鍵は複数の署名を必要なマルチシグで管理しており、セコムのグループ会社と提携しています。
また、二要素認証を採用していますので不正アクセス対策も強化しています。
楽天ウォレット3つのデメリットを解説
楽天ウォレットを、利用する場合のデメリットについても解説します。
デメリットは理解しておくべき大事な箇所ですので、最後までチェックしましょう。
わかりにくいスプレッドについても解説していますので、ぜひ参考になさってください。
取扱銘柄が5種類しかない
楽天ウォレットの取引銘柄は5種類のみとなっています。取引銘柄は以下のとおりです。
- ビットコイン(BTC)
- イーサリアム(ETH)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ライトコイン(LTC)※レバレッジ取引のみ
- リップル(XRP)※レバレッジ取引のみ
他社に比べるとかなり数が少ないので、いろいろな暗号資産を取引したい方には不向きといえます。
その場合は、楽天ウォレットと他社サービスを併用するといった方法もありますので検討してみましょう。
しかし、初心者の方が初めて利用するときは、ビットコインを選ぶ方がほとんどかと思います。
そのため、初めて暗号資産を運用する方にとっては、さほど大きなデメリットにならないのではないでしょうか。
最初は楽天ウォレットを使ってみて、慣れてきたら他社に乗り換えるという方法もありますのでよく検討してみましょう。
スプレッドが広くて費用がかかる
暗号資産は、購入する金額の方が売る価格よりも高く設定されており、この価格差を「スプレッド」といいます。
もし、仮に購入してすぐにその場で売却したとしても、スプレッドがあるため同額では手元に戻ってこないということになります。
楽天ウォレットの場合、このスプレッドが広く設定してあるため実質的な手数料といえるため、楽天ウォレットは手数料が高いという意見が多く見受けられるのです。
販売所のみしか取扱がない
暗号資産を売買する場合、「販売所」か「取引所」によって取引する相手が異なります。
- 「販売所」は、ユーザーと業者とのやりとりになります。
取引相手が企業のため、取引したい時にすぐに取引できます。
しかし、企業は自分達の利益も獲得しなければ会社運営ができないため、手数料としてスプレッドの幅を広く設定しています。
そのため、コストが割高になっているのです。
- 「取引所」は、個人間での売買となるため、販売所形式のスプレッドより低く取引できます。
個人間の売買なので手数料は安く抑えられます。
しかし、取引成立させるのが初心者には難しいので、自分の好きな時に売買できない可能性があるということを念頭に置いておかなければなりません。
楽天ウォレットでは「販売所」のみの取り扱いしかないため、「取引所」で取引されたい方にはデメリットとなります。
楽天ウォレットと他社の手数料比較表
楽天ウォレットは手数料が高いイメージはありませんか?
実際はどうなのか、下記の表を元に比較してみましょう。
また、その他にも取扱通貨数や販売形式など気になるポイントもまとめてありますので合わせてチェックしてみてください。
今回は、暗号資産で大手取引所のGMOコインとbitFlyerと比較しています。
楽天ウォレット | ビットフライヤー | Coincheck | |
取扱通貨数 | 5種類 | 13種類 | 18種類 |
取引手数料(BTC) | 販売所:スプレッド | 取引所:約定数量×0.01〜0.15%販売所:スプレッド | 取引所:無料販売所:スプレッド |
送金手数料 | BTC:0.001BTCETH:0.01ETH | BTC:0.0004BTCETH:0.005ETH | BTC:変動手数料制ETH:変動手数料制 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 | 銀行振込:無料クイック入金:330円コンビニ入金:330円 | 銀行振込:無料クイック入金:770〜1,018円コンビニ入金:770〜1,018円 |
出金手数料 | 出金手数料:300円 | 出金手数料:220〜770円 | 出金手数料:407円 |
上記の表を見ると、手数料は比較してもさほど高いイメージはありません。
しかし楽天ウォレットは、先に述べたとおりスプレッドのコストがかかるという意味合いでは手数料が高くなる場合があります。
そのため、短期間で売買取引を繰り返したい方は、価格の変動差によっては不利になる場合があります。
まとめ
楽天ユーザーにとって、楽天ウォレットで暗号資産取引を始めるのは享受できるメリットがたくさんあることが分かります。
暗号資産に投資するのはハードルが高いと感じる方も多いです。
しかし、楽天ウォレットであれば楽天ポイントを使って投資が始められます。
実質無料で始められるというのは、最大のメリットといえるでしょう。
メリットとデメリットをご自身でよく検討して、ぜひ使いやすい取引所を選んでみてくださいね。
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