ビットコインは初心者の方でも始めやすい仮想通貨であり、近年より一層注目を集めています。
しかし、ビットコイン取引には手数料がかかります。
仮想通貨で利益を確保するには、手数料をおさえることはとても重要なので、手数料については正確に把握するようにしましょう。
本記事では、
- ビットコインの手数料は、いったいどんな場合にかかるのか
- 主なビットコイン取引所では各社手数料にどのような違いがあるのか
について解説します。
手数料を正しく理解していないと、損をする可能性が高まります。
これからビットコイン取引を始める方は、利益を守るためにぜひ参考にしてみてくださいね。
1.ビットコインの手数料とは?
ビットコインは知名度も高く、今からでも始めてみたいという方も多いと思います。
実際、人気も高いビットコインは、これから仮想通貨を始めたい人にとって最も始めやすいものの一つと言えるでしょう。
ビットコインには、あらゆる段階で手数料が発生します。
また、手数料は一律ではなく、それぞれの取引所によって特色も異なるため、メリット・デメリットも一様ではありません。
損をしないためにも、いつ手数料がかかるのか、自分に合った取引所はどこなのか、あらかじめ知っておくことが重要です。
2.ビットコインに必要な手数料はいくつある?
ビットコイン取引の手数料は、主に以下3つのタイミングで発生します。
- 日本円の入金・出金
- 売買取引
- 送金
それぞれ見てみましょう。
日本円の入金・出金手数料
ビットコインを購入するためには、まず資金となる日本円をビットコインの取引口座に入金します。その際に手数料が発生するということですね。
ただし、必ずしも手数料がかかるとは限らず、無料の場合もあります。
料金は、0〜1,000円程度が相場です。
これから始める方は可能であれば無料の取引所を選びましょう。
売買取引にかかる手数料
資金となる日本円を入金したあとは、実際に売買取引をします。
ビットコインは購入する際、売却する際どちらにも取引手数料が発生します。
しかし、売買の手数料でも無料の場合があるため、無料の取引所にしておけば、少額の売買もしやすくなるでしょう。
送金にかかる手数料
ビットコインは別の取引所への送金や海外への送金も可能ですが、送金には手数料が発生します。
しかし、最近では送金手数料かからない取引所も増えてきました。
今後、ビットコインの取引に慣れれば、外部へ送金する機会も増えるかもしれません。
可能であれば送金の手数料も無料の取引所を選んでおきましょう。
3.ビットコイン手数料の比較
それでは、実際にビットコインを始める場合、どこの仮想通貨取引所を選ぶべきか、手数料に特化して各社を比較してみましょう。
ここでは、おすすめできる大手3社の仮想通貨取引所で比較します。
DMMビットコイン | ビットフライヤー | コインチェック | |
入金手数料 | 無料 | 0円~330円 | 0~1018円 |
出金手数料 | 無料 | 220円~770円 | 407円 |
取引手数料 | 無料 | 販売所:無料取引所:0.01~0.15% | 無料 |
送金手数料 | 無料 | 0.0004 BTC | 0.0005BTC |
※BTC=ビットコインの通貨単位
DMMビットコイン
DMMビットコインは入出金・取引・送金すべてにおいて手数料無料で行えます。
基本的な取引において手数料がほぼすべて無料というのはありがたいですね。
これから仮想通貨投資を始める方や少額投資から始めたい方にとっても、手数料を気にすることなく投資できるためおすすめです。
DMMビットコイン | |
入金手数料 | 無料 |
出金手数料 | 無料 |
取引手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
ビットフライヤー
ビットフライヤーは大手の実績と安心感のある取引所です。
2014年に設立し、日本では一番歴史のある仮想通貨取引所となっています。
ビットコインの取引量は6年連続No.1を誇り、セキュリティ面でも安全です。
手数料は若干高め設定されていますが安心して投資をしたい方におすすめです。
ビットフライヤー | |
入金手数料 | 0円~330円 |
出金手数料 | 220円~770円 |
取引手数料 | 販売所:無料取引所:0.01~0.15% |
送金手数料 | 0.0004 BTC |
コインチェック
コインチェックは大手証券会社マネックスグループが運営している取引所です。
スマホアプリの使いやすさにも定評があり、ダウンロード数1位の実績があります。
売買の取引にかかる手数料かからないということで、初心者の方でも使いやすくおすすめです。
コインチェック | |
入金手数料 | 0~1018円 |
出金手数料 | 407円 |
取引手数料 | 無料 |
送金手数料 | 0.0005BTC |
4.ビットコインの手数料をおさえるコツはある?
手数料は以下の3つでおさえられます。
- 手数料無料の取引所を利用する
- 取引の回数を減らす
- 取引所形式の現物取引を利用する
工夫次第で手数料はおさえられるため、事前に理解しておくことが重要です。
順番に見ていきましょう。
手数料無料の取引所を利用する
まず、ビットコイン取引を始める際、手数料無料で行える項目が多い取引所を選ぶことが重要です。
例えば先に紹介したDMMビットコインは、入出金・取引・送金の際、すべて手数料は0円です。
少額で少しずつ利益を出したい方や、頻繁に取引をする方でも無料であれば毎回手数料を気にする必要はありません。
また、ビットコインに慣れてくると送金をする機会も出てきます。
そのため、入出金や取引の手数料だけでなく、送金手数料についても無料の取引所を選んでおくと将来的にもメリットがあるでしょう。
取引の回数を減らす
手数料が有料の取引所を利用する場合は、取引の回数を減らすことで手数料をおさえられます。
有料の場合は、取引回数が増えるとその都度手数料がかかるため、頻繁な取引は手数料だけでも大きな損失を生み出しかねません。
例えば入金の段階であれば、少額を数回に分けるのではなく、ある程度まとまった金額を一回で入金することで、余計な手数料を省けます。
売買にも同じことが言えます。少額の売買を繰り返すのではなく、一定期間長く保有して一度で売却することによって手数料分のマイナスをおさえられます。
特に少額投資する場合は、全体の金額に対する手数料の割合も大きくなるので、最低限の取引回数にすることを心がけましょう。
取引所の現物取引を利用する
仮想通貨の取引には販売所と取引所の2通りあります。
販売所は運営側が独自に価格を決めており、取引所が利益を得るために事実上の手数料(スプレッド)が発生します。
それに対して、取引所では買値も売値も利用者自身が決められるため、スプレッドが発生しないこともあります。場合によっては、利用者にとってより有利な条件で取引を成立させられる可能性もあります。
なお、現物取引とは「購入により実際に引き出せる実物を売買する取引」を指します。
現物取引であれば売買ルールもわかりやすく、手数料をおさえつつ大きな損失のリスクを回避できます。
5.まとめ
今回はビットコイン取引の手数料について解説しました。
これからビットコインを始める方は、まずは手数料がかからない取引所を選ぶのがおすすめです。
有料の取引所では、取引回数を減らしたり、取引方法を工夫するなどして余計な手数料を発生させないことが望ましいでしょう。
ビットコイン取引において重要な手数料について、よく理解したうえで自分に合った取引所を選び、賢く投資して行きましょう。
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