今回紹介するのはアメリカの大手企業が開発したUSDコイン(USDC)です。通貨にはさまざまな特徴を持っていますが、USDCは一体どのような特徴を持っているでしょうか。また、保有することでのメリット・デメリット、今後の将来についても詳しく解説していきます。仮想通貨初心者でもわかりやすく解説しているので参考にしてください。
USDコイン(USDC)の特徴
USDコイン(USDC)は米ドルと同じ動きをする通貨です。サークル社によって作成されたことやステーブルコインといった特徴があるので解説していきます。
USDC開発したのはサークル社
USDCは米国の大手企業のサークル社によって作成された通貨です。サークル社は大きく分けて3つの事業があります。一つ目は、USDCの運営事業です。発行はサークル社だけではなく、仮想通貨取引所のCoinbaseと共に発行しています。Visaの決済ネットワークにも加入しているので、決済や送金の手段として今後も拡大していくことが期待されています。2つ目が決済、財務サービス事業です。サークルはアカウント、ペイメント、送金、暗号資産融資の4つのAPIを保有しています。VisaはAPIサービスを利用することでUSDCを利用して支払いすることが可能です。3つ目は、シード事業への投資です。シードとは起業前のことをいい、起業する前の企業に投資をすることを事業として行なっています。
ステーブルコイン
一般の仮想通貨は価格の変動が大きく、価格が安定しないのが特徴になります。価格変動が大きいと通貨として利用するのは難しいです。価格安定を図るために作成されたのがステーブルコインになります。USDCもその一つです。ステーブルコインには法定通貨担保型、無担保型、仮想通貨担保型と3種類あります。USDCは法定通貨担保型で米ドルと連動する通貨です。ステーブルコインは価格が安定すれば将来的にも法定通貨の代替機能や資産の防衛に期待できます。特に価格が安定することで法定通貨の代替機能として役割が果たせることは私たちの生活にも大きなメリットをもたらせることになるでしょう。仮想通貨初心者でも投資ではなく、安定した仮想通貨が欲しい人はステーブルコインを選択することがおすすめです。USDCのように米ドルと同じ動きをする通貨や日本円と同じ動きをする通貨GYENという通貨があります。価格が安定すれば仮想通貨の普及も一気に加速する可能性があでしょう。
保有するメリット
USDCは大手企業サークル社が開発した通貨です。USDCは信頼性があり、価格も安定しているので保有するのもメリットがありますので解説していきます。
高い信頼性がある
USDCは大手企業のサークル社によって開発された仮想通貨です。さらに、金融大手企業のゴールドマン・サックスが出資していて、発行元は大手取引所Coinbaseも参加しています。複数の大手企業がUSDCに参加していますので通貨の信頼性も高くなるでしょう。仮想通貨のテザーはUSDCと同じで米ドルと同じ動きをしている通貨です。ただ、テザーの場合は「テザー疑惑」がという問題が生じています。疑惑がある通貨を持つと価値は安定しない可能性が高いです。何か不安材料がニュースで報道されれば、多くの投資家たちが売り払い、通貨の価値はなくなってしまいます。その点USDCは多くの大手企業がバックにいるので信頼性の高い通貨と言えるでしょう。仮想通貨初心者は通貨を選ぶ際には発行元や携わっている企業を確認することで通貨の信頼性を確認することができるので必ずチェックするようにしましょう。また、購入してからも逐一関連している企業の動向もチェックすることをおすすめします。なぜなら、通貨関連の企業が財政不振や破綻や問題が生じれば通貨の価値は下がってしまうので企業の動向は確認することが必要だからです。
価格が安定している
USDCは米ドルを裏付けする通貨と言われています。米ドルは世界的に見ても比較的安定している通貨です。米ドルと同じ動きをするUSDCも価格が安定することになります。仮想通貨では価格が安定する通貨はあまりありません。仮想通貨はまだまだ未知の部分があるため信用度も低い通貨もありますし、詐欺コインなどといった危険な通貨も存在します。そんな中で、通貨の価値が安定している通貨はとても信頼性が高いでしょう。また、米ドルと同じ動きをするので比較的安心できる通貨です。なぜなら、米ドルは世界の基軸通貨と言われていますので、米ドルは世界でも使用されており、米国も世界を引っ張る経済大国になります。米国の通貨であるドルと同じ動きをするUSDCは、仮想通貨初心者でも安心できる通貨です。
デメリット

メリットがあるUSDCですが、投資対象にはならないことや国内で購入できないデメリットもあります。
投資対象にはならない
USDCは米ドルと同じ動きをします。そのため価格が安定することはメリットですが、投資対象にはならないです。投資で利益を勝ち取るのに必要なのがボラティリティーです。ボラティリティーとは価格変動の度合いのことを示します。価格変動が大きいとリスクも大きくリターンも大きいことが期待できます。反対に価格変動が小さいとリスクは小さくリターンも大きく勝ち取ることはできないでしょう。USDCは価格が安定することが多いので投資対象にはならないです。仮想通貨初心者は投資で大きな利益を勝ち取りたいのであればUSDCはおすすめできないですが、チャートの動きなど勉強したい人は価格が安定しているので参考になるでしょう。
国内取引所では購入できない
USDCは国内では購入ができません。海外の取引所で購入ができます。海外の取引所は複数ありますが、その中でもバイナンス取引所を利用するのがおすすめです。バイナンス取引所では、日本円で直接通貨を購入することはできませんが、ビットコインなど他の通貨を日本円で購入してから取引所でUSDCを購入することができます。ただ、仮想通貨初心者には慣れない操作や購入するのに手間や時間がかかってしまうのでデメリットですが、USDCを購入したい人は海外の取引所をチェックすることが必要です。
USDコイン今後の将来性

USDCは価格が安定しているので投資対象にはならないことや、国内取引所では購入ができないのがデメリットでした。今後の将来性について解説していきます。
決済機能での普及
USDCはVisaに加入しています。Visaは世界的にも大きな決済企業です。世界でもVisaの決済サービスはどこでも使用されていて、今後もネットワークを通してますますサービスを拡大していく可能性があります。今後もVisaネットワークを通して決済や送金の手段として普及していく可能性が非常に高いです。いずれ私たちの日常生活に欠かせない通貨になる期待も高いでしょう。
国内で取引できる可能性
現在USDCを購入できる取引所は日本国内に存在しません。購入するには海外の取引所で、日本円ではなく、ビットコインのような他の通貨でないと購入することはできません。ですが、USDCは安定した通貨と言われています。今後、安定して安全な通貨と証明されれば国内でも取引される可能性が非常に高いでしょう。
価格が安定してるので便利
USDCは米ドルと同じ動きをする通貨です。今後も安定した動きが続けば、投資てして便利に利用できる可能性があります。投資は価格変動で儲けることができるので、儲けた利益をUSDCにすれば安定した運用をすることもできます。USDC今後も安定した通貨であれば仮想通貨初心者でも安心して取引できる通貨になるでしょう。
まとめ
USDCはステーブルコインとしてサークル社が開発した通貨です。ステーブルコインは価格変動が小さく安定した通貨になります。また、USDCはサークル社の他にも大手企業が出資したりしているので信頼性も高いです。また、米ドルと同じ動きをするので価格も安定していて安心もできるので初心者にもおすすめできる通貨とも言えます。ただ、価格が安定しているので投資対象にはならず、日本国内で取引ができないのがデメリットと言えるでしょう。今後はVisaを送金や決済手段として今後普及する可能性があり、価格が安定していけば、日本国内でも取引できる可能性はあります。投資対象にはならないUSDCですが、価格が安定しているので利確や逃げ場として利用することができるので便利な通貨と言えるでしょう。
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