超初心者向け【BINANCE(バイナンス)とは?】始め方・メリット&デメリットをわかりやすく解説

ビットコインの誕生を皮切りに仮想通貨の取引が注目を集めています。世界各地に取引所が設立されており、今後も多くの通貨が売買されるようになるかもしれません。

海外取引所において、有名なもののひとつとして「BINANCE(バイナンス)」が挙げられます。ほかの取引所と比べて、どのような特徴を持つか具体的にまとめましょう。

目次

BINANCEとは?

BINANCEとは、中国系カナダ人であるチャンポン・ジャオが2017年に設立した仮想通貨取引所です。設立当初はマルタに拠点を置いていると噂されていましたが、真実か否かは明らかになっていません。

世界中でさまざまな投資家から注目されており、これまでも多くの歴史を作っています。ここでは、BINANCEの特徴をひと通り紹介しましょう。

仮想通貨の取引量が世界でトップクラス

BINANCEは、世界中の投資家によって取引されています。仮想通貨の取引量は24時間あたりで740億ドル(日本円でおよそ10兆円程度)を誇り、登録ユーザー数も9,000万人と大規模な取引所です。

現物取引で通貨を交換できるほか、一定金額を決められた日に投資する自動投資を設けています。つまり、ハイリターンを狙った運用もできれば、手堅くコツコツと資産を増やす方法も選ぶことが可能です。

レバレッジが最大125倍と高めに設定されている

BINANCEの取引スタイルのひとつとして、レバレッジ取引があります。レバレッジは本来「てこの原理」を意味しており、証拠金を担保にすることでより多くの利益を出すスタイルです。BINANCEでは、レバレッジ率が最大125倍と非常に高く設定されています。(日本では最大2倍までと金融商品取引法で決められている)

したがって、たとえ1万円分の利益を出した場合は、125万円に膨れ上がる可能性もあります。一方で、損失が発生すると大暴落を招くケースもあるため注意が必要です。

日本語にも対応している

海外取引所の中には、日本語に対応していない種類も少なくありません。英語に自信のある人は問題ないかもしれませんが、高い壁のひとつであることは間違いないでしょう。BINANCEであれば、日本語にも対応しているため簡単に利用できます。

使い方も国内取引所とほとんど変わりません。加えて、ユーザー数や取引量は群を抜いてBINANCEが豊富です。幅広く取引したい人は利用を検討してみましょう。

BINANCEの始め方

次に、BINANCEの口座開設の方法について紹介します。手順はそこまで複雑ではないため、スキマ時間さえあれば手続きが可能です。

1.メールアドレスとパスワードを入力する

BINANCEの公式サイトにアクセスし、「登録」や「はじめましょう」のボタンをクリックします。アカウントを作成できるページに移るため、画面の表記に従いながら手続きを進めましょう。

ここでは、主にメールアドレスやパスワードを入力します。パスワードはなるべく英数字と記号を使ったものが望ましいでしょう。全て入力し、利用規約に目を通したら「アカウント作成」のボタンを押します。

2.メール認証を行う

続いて、ジグソーパズルのピースをはめるセキュリティ認証が行われます。ピースを横にスライドさせ、ちょうど空白に埋める簡単な方法です。セキュリティ認証が終わったタイミングで、登録したメールアドレスに通知が届きます。

6ケタの数字が記載されているため、「メール認証コード」と書かれた枠に入力しましょう。何かの不具合で通知が来なかった場合は、「コードを再送信」のボタンを押すと再度受け取ることが可能です。

3.本人確認書類を提出する

BINANCEでは、本人確認書類を提出しなければなりません。利用者の個人情報を網羅的にチェックするためです。該当する例として、運転免許証やマイナンバーカードが挙げられます。氏名や生年月日、住所及び顔写真が入っている書類を渡しましょう。

提出方法は、本人確認書類の写真を撮影してアップロードするだけです。また、住所の証明として銀行取引明細書などの提出も求められます。必要な書類を調べ、手続き前に集めておくといいかもしれません。 

BINANCEを始めるメリット

BINANCEは、国内取引所では受けられない恩恵がいくつもあります。仮想通貨を使って、多くのスタイルを試したい人に向いている取引所です。BINANCEを始めるメリットについて3点紹介します。口座開設する際の参考材料として押さえておきましょう。

仮想通貨の取扱数が非常に豊富

BINANCEの大きなメリットのひとつが、仮想通貨の銘柄を豊富に用意していることです。公式ホームページによると、2022年7月時点では合計で600種類の通貨を取り扱っています。国内取引所では、多くとも10〜20種類しか用意されていません。

すなわち、BINANCEの口座を開設しておくと極めて幅広く仮想通貨に投資できます。今後も、世には広まっていない銘柄が高騰するかもしれません。こうしたチャンスを掴みやすいところがBINANCEの強みです。

取引手数料が低く設定されている

BINANCEでは、仮想通貨の取引にかかる手数料も低く設定されています。一般的に取引手数料のパターンは、「Maker」と「Taker」の2通りです。簡単に価格を提示して売買する人をMaker、提示した価格に合意してやり取りする人をTakerと表します。

BINANCEの場合は、一般ユーザーでも取引手数料は双方ともに0.1%です。確かに、国内取引所にも同等の手数料を設定しているところもゼロではありません。しかし、大体は購入枚数などの条件が存在します。総合的に考えると、一律0.1%は手数料が低いといえるでしょう。

エアドロップで種類の異なる通貨がもらえる

BINANCEはエアドロップの制度を採用しています。こちらは、一定期間で仮想通貨を保有すると、別の銘柄が付与される一種の配当金です。これらの制度も上手く活用すれば、幅広い投資が実現できます。

エアドロップの情報は、BINANCEの公式サイトにも更新されます。定期的に内容を確認しながら、仮想通貨のプロジェクトに関する知識を深めましょう。

BINANCEのデメリット

世界中の投資家から愛用されているBINANCEですが、デメリット面もいくつかあります。場合によっては、仮想通貨の取引で大きな障害となる可能性も捨てきれません。考えられる要素を2点解説しましょう。  

日本円に対応していない

BINANCEのデメリットのひとつが、日本円に対応していないところです。入金するときは、一度ドルや仮想通貨に換金しておく必要があります。銘柄を手に入れるためには、国内取引所の開設も済ませたほうが賢明です。

取引所同士で送金し合えば、手数料もいくらか抑えられます。ときには緊急性を要する仮想通貨の投資ですが、BINANCEは日本円に対応していない点でスピーディーな運用は制限されるでしょう。 

金融庁は日本人の利用を正式に認めていない

BINANCEは、金融庁が正式に日本人の利用を認めていない点も注意すべきポイントです。海外取引所が勧誘などをするためには、あらかじめ登録を済ませなければなりません。未登録の取引所は金融庁から警告がなされます。

BINANCEも何度か警告リストに記載されています。2022年7月時点でも、形式上は未登録扱いです。とはいえ、日本人の口座開設自体は制限されていません。金融庁の保護は受けられないため、十分に気をつけて利用しましょう。

まとめ

以上より、BINANCEの特徴や始める際のプロセス、メリット及びデメリットについて紹介しました。銘柄数が豊富であるため、仮想通貨の投資に慣れてきた人にはおすすめです。

しかし、日本円に対応していないなどと使いづらいところも何点か見られます。特徴を自分なりに整理して、国内取引所と併せて利用することが大切です。 

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