インターネットの普及もあり、投資スタイルの幅も広がるようになりました。その代表的な例として、仮想通貨があります。
仮想通貨を売買するためには、国内や海外の販売業者でアカウントを作成しなければなりません。ここでは、販売業者の種類の1つである「Huobi Japan(フォビジャパン)」について紹介しましょう。
Huobi Japan(フォビジャパン)とは?
Huobi Japan(フォビジャパン)とは、ビットトレードとHuobiが提携して業務を開始しました。2022年現在では東京都に本拠地を置く仮想通貨の販売業者です。
金融庁の登録も完了しており、日本暗号資産取引業協会などあらゆる機関と提携しています。販売所形式と取引所形式の2種類で取引が可能です。
世界中の人々に利用されている仮想通貨取引所
Huobi Japanは、海外取引所の「Huobi Global」と国内取引所のビットトレードが運営しています。国内取引所ではあるものの、世界中の人々に利用されている点が大きな特徴です。
全ての国を合わせると170カ国で仮想通貨が取引されています。国内取引所でありながらも、グローバルで活躍している販売業者です。ちなみに、取引に関する基本的なルールは日本の金融商品取引法に基づいています。
今後も仮想通貨の取引先として、大きな注目を集めるかもしれません。
2円から仮想通貨を購入できる
Huobi Japanの強みは、2円から仮想通貨を購入できることです。銘柄ごとで価格は変わるものの、ビットコインは「1BTC」あたり300万円弱の価値を誇ります(2022年10月時点)。より少ない量で購入できるとはいえ、ある程度の余剰資金を確保しなければなりません。
この点を踏まえると、Huobi Japanであれば少額からの投資が可能です。初期費用を準備できない人でも、問題なく仮想通貨の取引を始められるでしょう。
APIによる自動売買システムが魅力
Huobi Japanは、APIを採用している点も魅力的なポイントの1つです。APIとは、外部のサービスと連携するための機能を指します。
Huobi Japanは、仮想通貨の自動売買システムとして当該機能を採用しています。特に売買スピードには力を入れており、2021年10月のアップデートで1秒間に5回の取引が可能となりました。今後の性能アップにおいても、さらに投資家からの注目が集まるでしょう。
Huobi Japanの取扱通貨
Huobi Japanは、国内でもトップクラスの銘柄を扱っています。あらゆる種類の仮想通貨を取引したい方に向いているかもしれません。
ここでは、Huobi Japanで揃えられている銘柄の全てと、独自のトークンである「HT」について解説します。
銘柄数は全部で25種類
Huobi Japanで用意されている仮想通貨の銘柄は全部で23種類です。以下に一覧として記載します。
1.ビットコイン(BTC) | 2.イーサリアム(ETH) | 3.リップル(XRP) | 4.エイダコイン(ADA) |
5.コスプレトークン(COT) | 6.ポルカドット(DOT) | 7.エンジンコイン(ENJ) | 8.イーサクラシック(ETC) |
9.アイオーエスティー(IOST) | 10.シンボル(XYM) | 11.ビットコインキャッシュ(BCH) | 12.ビットコインSV(BSV) |
13.ライトコイン(LTC) | 14.トロン(TRX) | 15.テゾス(XTZ) | 16.ジャスミーコイン(JASMY) |
17.クアンタム(QTUM) | 18.オーエムジー(OMG) | 19.ステラルーメン(XLM) | 20.リスク(LSK) |
21.オントロジー(ONT) | 22.ベーシックアテンショントークン(BAT) | 23.ネム (XEM) | 24.モナコイン(MONA) |
25.フォビトークン(HT) |
有名なビットコインから知名度の低い草コインまで数々の種類を揃えています。また、「ビットコイン/日本円」などの取引が可能なペアは57個です。販売所形式と取引所形式で購入できる銘柄が異なります。
Huobiグループによる「HT」が特徴
Huobi Japanの銘柄では、Houbiグループによって開発された「HT(フォビトークン)」があることも特徴の1つです。他の国内取引所で扱っているところはありません。
フォビトークンの主な特徴は、保有者の多数決で運用方法を決定する点です。あるシステム変更が検討された場合、保有者の間で投票が行われます。賛成が50%を超えたもののみ、ルールが適用される珍しい仕組みです。
これまでも投票により、流通量を調整するための「焼却プログラム」が実施されました。運営に関わる楽しさを味わえる銘柄です。
Huobi Japan(フォビジャパン)の手数料
Huobi Japanの手数料を以下にまとめてみました。
口座開設手数料 | 無料 |
維持管理手数料 | 無料 |
入金手数料 | ・クイック入金は無料・振込入金やコンビニ入金の手数料はかかる・暗号資産は原則無料だがマイナーへの手数料は発生する |
出金手数料 | ・日本円は330円(税込)・仮想通貨は銘柄により異なる |
取引手数料 | ・販売所は無料(スプレッドの費用が発生する)・取引所は仮想通貨の銘柄により異なる・レバレッジ取引は無料 |
※スプレッド…仮想通貨を売買する際の買値と売値の差額のこと
それぞれの内容を掘り下げて解説しましょう。
口座開設手数料や維持管理手数料は無料
Huobi Japanの場合、口座開設手数料や維持管理手数料は無料とされています。つまり、アカウントを持つだけであれば費用が発生しません。仮想通貨の取引を始める際に、どの販売業者で口座開設すべきか迷う人も一定数いるでしょう。
Huobi Japanは、とりあえずアカウントを持つだけといった選択肢をとれます。加えて、維持管理手数料も無料であるため、しばらく使わないで放置することも可能です。
入出金手数料は通貨ごとで異なる
入出金手数料に関しては、通貨ごとで金額が異なります。まず、24時間以内で手続きが終わるクイック入金は手数料が無料です。コンビニ入金や銀行からの振込入金は、各機関に応じた費用が発生します。
余程の事情がない場合は、クイック入金を優先的に使ってみるといいかもしれません。出金手数料は、日本円であれば1回につき330円(税込)です。一方で、仮想通貨を出金するときは銘柄に応じて金額が変わります。ちなみに、フォビトークンの出金手数料は無料です。
販売所形式と取引所形式の手数料の違い
仮想通貨販売業者は、販売所形式と取引所形式で手数料が異なります。販売所形式では、原則として取引時の手数料は無料と設定されています。しかし、代わりにスプレッドが発生します。こちらは、銘柄の買値と売値の差額です。
売買する時間帯で激しく上下するため、タイミングには注意しましょう。取引手数料は、出金手数料と同じく銘柄により発生する費用が異なります。自らが入手したいと思った銘柄の金額をあらかじめ調べておくといいでしょう。
Huobi Japan(フォビジャパン)の評判・口コミ
では、最後にHuobi Japanの利用者による客観的な意見について紹介します。口座開設先を選ぶ際には、評判や口コミにも目を通しておいた方が賢明です。
公式ホームページでは知ることのできない情報を入手できます。Huobi Japanは世間からどのように評価されているか詳しく見ていきましょう。
コストの安さの評判が良い
仮想通貨の取引で懸念されやすいポイントがコストです。取引手数料のほか、スプレッドも考慮すると想像以上に費用がかかります。
一方で、Huobi Japanは手数料が低くて使いやすいといった声も少なくありません。手始めに取引してみたい方にはおすすめです。
申請後からの入金の反映が遅いという声も
Huobi Japanを使う投資家の中には、入金の反映が遅いと感じている人もいるそうです。事実の程は定かではありませんが、仮に入金が遅れると取引で不利益を被る可能性があります。仮想通貨は、少し時間が経っただけでも大きく値動きしやすいからです。
とはいえ、これらは全て第三者の意見でしかありません。実際に使ってみなければ、分からない部分もあるでしょう。試す際には、生活に影響がない余剰資金で運用することが重要です。
まとめ
以上から、Huobi Japanの特徴と評判について解説しました。取り扱っている銘柄が多く、手数料も比較的お得な仮想通貨販売業者です。また、数々の銘柄を最低2円で購入できます。
ただし、実際に使ってみないと分からない部分もあるはずです。口座管理手数料や維持管理手数料は無料であるため、少額から取引して様子を見るといいでしょう。
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