災害時に役立つ!便利な懐中電灯の使い方と即席ライトの作り方

自然災害時は、思わぬ停電が発生することがよくあります。
停電時、夜間や照明が必要な暗い場所で作業を行う場合は、懐中電灯やランタンなどが大変役立ちます。
しかし、ついうっかり電池を買い忘れていたり、使えると思っていた懐中電灯が壊れていたり、電池切れになっていたりすることもよくあることです。
そんな時でも身の回りにあるものを活用して「即席ライト」を作ることができます。
もちろん、台風、地震、豪雨などの災害時では、避難所での避難生活が長引くことがありますので、防災用の懐中電灯は事前に準備しておきましょう。
今回は、災害時に役立つ便利な懐中電灯の使い方やもしもの時のための即席ライトの作り方などについてご紹介していきましょう。

目次

おすすめの懐中電灯とは?

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懐中電灯といえば、アウドドアでもおなじみですが、防災グッズに特化した商品もあります。
どちらの用途にも使用できますが、その使い方を工夫すれば、ランタンのようにも使えたりしますので、豆知識として知っておくと大変役立ちます。
まずは、防災用の懐中電灯の選び方についてみてきましょう。

明るさの目安

懐中電灯は明るさが非常に重要です。
目的に合った明るさを選ぶ必要があることはいうまでもないでしょう。
懐中電灯の明るさの目安といえば、「ルーメン」です。
小さなキーライトなら15ルーメン、ハンディライトは26〜400ルーメンぐらいあれば十分な明るさです。
ちなみに、自転車のダイナモライトが30ルーメン、クルマのヘッドライトが3000ルーメンです。

点灯時間はどの程度必要?

長時間点灯させるには、LEDライトであることが必須です。
点灯時間は、10時間以上必要で、長い製品なら60時間ぐらいは持つでしょう。
緊急避難時、救助を待つ時間を考えると、夜間の使用をメインとし、48時間(約2日間)ぐらいは点灯する懐中電灯がおすすめです。

懐中電灯を選ぶポイントとは?

懐中電灯は一つだけでは足りないでしょう。
その状況に応じたものをいくつか用意すべきです。
例えば、緊急用、室内用、備蓄用、屋外用、作業用など、明るさやサイズ、使用時間、形なども全く異なります。
一種類だけではカバーできないことがありますし、壊れたり、電池が切れたりすることがありますので、用途別にいくつか準備しておくといいでしょう。
電池はバッテリー式もありますが、どこでも入手しやすい単三電池などに統一しておくと、電池の使用において無駄が出なくなります。

アウトドア用と防災用では何が違う?

防災用なら充電が可能であったり、長時間使えたりする製品がおすすめです。
アウトドアのように予め使用することを前提としていないので、電池に関しては長時間使わないような場合でもすぐには放電しないような製品を選びましょう。
また、充電方法にもいろいろな種類があり、電池も使用できるタイプも用意すると、アウトドアにも防災用にも使用できます。

懐中電灯を上手に使うこと

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自宅に懐中電灯を準備していても、いつも側に置いておくわけにはいきません。
外出先ならどこに懐中電灯があるのかすぐには探せない場合もあります。
緊急時は工夫して、明るさなどを調整し、持ち運びやすいキーライトを使うなど、場所やシチュエーションに応じて懐中電灯を上手に使ってください。

アルミホイルで間接照明

アルミホイルを使うと、懐中電灯の強い明かりも周囲に拡散させ、少し和らげることができます。
いわゆる「間接照明」のことですが、アルミホイルを軽く丸めてしわを作ることがポイントになります。
また、白い壁やポスターなどに光を当てても、同様の効果が得られます。

手作業しやすいヘッドライトタイプ

緊急避難時、懐中電灯を手に持っていると、落としたり、手が塞がっていて動きが鈍くなったりします。  
この場合は、手に持つタイプではなく、頭につけるヘッドライトタイプの懐中電灯がおすすめです。
両手が空いていると、手作業もしやすくなります。

持ち歩きやすいキーライト

キーホルダータイプの小型の懐中電灯は、明るさはあまりありませんが、持ち運びに便利で、軽量でカバンなどに入れておいたり、取り付けておいたりすることができます。
非常時だからこそ、コンパクトなキーライトが役立ちます。

懐中電灯付きポータブルラジオ

ラジオ機能のついた懐中電灯は、電池やバッテリーなどで駆動します。
手回し充電なども可能で、普段はほとんど使わないかもしれませんが、災害時はきっと役立つでしょう。

バッテリー持ちのよい手回し充電式懐中電灯

内蔵バッテリーは手回し充電が可能で、一度充電すれば、かなりの長期間そのままにしていても、あまり放電しないタイプの懐中電灯が販売されています。
ある程度充電しておき、そのまましまっておいてもすぐに使えるというメリットがあります。
電池持ちがいいので、災害時には大変役立ちます。

工夫すれば即席ライト・即席ランタンがすぐできる!

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自然災害発生時、必ずしもその場にぴったりの懐中電灯や照明があるわけではありません。
古い型の懐中電灯やビーム型で明かりが強すぎるライト、スマホのライトなどしかない場合もあります。
そのようなライトでも、工夫すれば即席ライト・即席ランタンとして、明かりを調整しながら利用することができますので、いくつかの事例をご紹介しておきましょう。

コンビニ袋やレジ袋を使う方法

コンビニやスーパーのレジ袋を今もたくさん自宅に保管している人も多いでしょう。
今ではスーパーや100円ショップでも入手できます。
このようは半透明のレジ袋を使い、懐中電灯の上から被せて、持ち手部分でしばると、ランタンのような柔らかな光に早変わりします。
注意点としては、白熱電球などに直接レジ袋を当てないことです。
熱を持つ電球にはレジ袋を当てると火災の危険性があるからです。

ペットボトルを使う方法

身近にあるペットボトルも、懐中電灯の明かりを調整できる優れたツールになります。
懐中電灯の上に水の入ったペットボトルを乗せると、光が水に乱反射し、まるでランタンのような柔らかな明かりになります。
また、ペットボトルを逆さにして、ライトを載せても構いません。
ペットボトルに入れるのは、透明の水などでも構いませんが、入浴剤など、白い色のついた水にすると、強い明かりであっても、より柔らかいものへと変化させることができます。

スマホのライトも立派な即席ライト

スマホにはライトの機能が標準で搭載されていますが、明るすぎる場合は、LEDフラッシュの部分に水の入ったペットボトルを載せると、適度な明るさのランタンが完成します。

まとめ:災害時必ず役立つ懐中電灯は使い方を工夫しよう!

災害時には、懐中電灯が大変役立ちます。
しかし、上手な使い方や即席ライトとして使うなど、少し工夫すれば、さらに使いやすくなります。
そして、手元に懐中電灯がなくても、スマホなどでも代用できますし、お家にあるもので、即席ライト・即席ランタンなどが簡単にできます。
用途に合わせた防災用の懐中電灯を用意するのが最もいいとは思いますが、緊急時でも慌てずにこちらでご紹介した方法で必要な明かりを用意するといいでしょう。

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