大雨の時はどうしたらいい?豪雨災害について知ろう!

日本にお住まいの方なら、梅雨から秋にかけて、毎日のように日本のどこかで大雨やゲリラ豪雨・ゲリラ雷雨、台風、強風、竜巻などの自然災害が発生しているのをご存知でしょう。
この日本がいくら安全な国だといっても、大雨や豪雨などの自然災害を避けて、常に安全に過ごすことは難しいでしょう。
だからこそ、ご家族の方と一緒に、もしもの災害に備えてのしっかりと打ち合わせを行いましょう。
突然の災害の発生にも、慌てず冷静に対応できるように、普段から防災を意識した準備や備えをやっていると、慌てることはありません。
こちらでは、台風や大雨などの豪雨災害ではどのような被害が起こるのかを予め知ることから始め、とっさの対処方法や事前にできる防災対策、正しい情報の入手方法などをお伝えし、実際に行動できるように解説していきます。

目次

大雨時などの豪雨災害で実際に起こることとは?

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大雨や豪雨災害とはどのようなものなのでしょうか?
これまでに経験したことのない方も多いとは思いますが、1時間で50ミリ以上80ミリ未満の雨が降るような状態を「非常に激しい雨」としています。(気象庁)
このような雨が長時間降り続くと河川によっては、すぐに氾濫してしまう恐れがあります。
このような大雨によって、建物や道路は冠水し、洪水や土砂災害の危険な自然災害を引き起こします。

どの程度の雨の量が大雨?

「大雨」を数量で表現すると、上記でも記載したように、
1時間で50ミリ以上80ミリ未満の雨が降るようなら、「非常に激しい雨」となります。
そして、80ミリ以上の雨が降るなら、こちらは「猛烈な雨」としていますので、ウェザーニュースや気象情報などの番組で聞いたことがある方も多いでしょう。
こうした雨は、一時的な雨ではなく、狭い範囲において長時間大量の雨が降り続きます。
原因は、梅雨前線の停滞、台風の接近によるものが多いようです。
つまり、梅雨の時期や日本の近くで前線が停滞しているようなら、どこかで集中豪雨や大雨が降っている、と考えることができ、大雨による自然災害はある程度事前に予想できると考え、正しい気象情報を入手して、災害に対して備え、危険が迫ってきたら、避難所へ慎重に逃げるようにしてください。

局地的大雨や都市型水害について

大雨や集中豪雨が発生した時に、近年の傾向として、「局地的大雨」の場合と、都市化によって増えてきた「都市型の水害」にも特に注意しなければならないでしょう。
「局地的大雨」は、大雨注意報などで捕捉できないことが多く、単独の積乱雲の発生によって、ごく狭い範囲での集中的な雨が降ることによって災害を引き起こすケースです。
このタイプの雨は、予想しにくいので、天候の変化に特に注意しなければなりません。

そして、「都市型の水害」は、急激に進んだ都市化が、中小河川の氾濫を引き起こし、土砂災害が起こって、被害を拡大させています。
大量に雨が降ると、大量の雨水が低い地域に流れ込み、建物や道路を浸水させてしまいます。道路の冠水、地下街の浸水など、都市の機能を麻痺させてしまうと、復旧までに相当な時間がかかってしまい、一度豪雨災害が発生すると莫大な被害につながってしまいます。

大雨・豪雨災害時にやるべき適切な行動

大雨で河川が増水している恐れがありますが、興味本位で川や田んぼなどを見に行かないようにしてください。そのまま流されてしまう恐れがあり危険だからです。
危険な場所には近づかない、といった基本的なルールを守り、テレビ、ラジオ、ネットなどで入手した確かな情報を元に行動するようにしましょう。

非常用持ち出しパックを準備

大雨に限らず、地震などの自然災害への基本的な備えです。
食料や水、その他防災グッズなどの非常用持ち出し品の確認と点検を行い、ご家族みんなで準備してください。
荷物はコンパクトにして、危険が迫ってきた場合は、すぐに避難所に逃げられるようにしておきましょう。

台風が来る前に家屋の補強を行うこと

台風や大雨が予想される情報が入ってきているなら、その影響が強くなる前に家屋の補強をしておきましょう。
直前にできることは限られていますが、雨戸を閉め、風で飛んでしまうようなものは、危険なので屋内にしまうなど、事前にできる限りのことはやっておきましょう。

避難場所・避難経路・ハザードマップの確認

日頃から避難場所や避難経路を確認することはもちろんですが、余裕があれば、土砂災害などのハザードマップを確認し、危険なエリアには近づかないようにすべきです。
また、避難経路については、危険な場所を避けるようにし、安全に逃げられるルートをもう一度確認しておいてください。
避難所が複数ある場合は、ご家族ではぐれたりしないように、どちらに逃げるのか決めておいてください。

大雨や豪雨災害に関する正しい情報を入手しよう!

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災害時や緊急時に正しい行動をするためにも、大雨に関する正しい情報「防災気象情報」を適宜入手するようにしてください。

正しい気象情報を入手する!

気象データなどは、気象庁のホームページなどで24時間入手可能です。
その他、テレビ、ラジオ、携帯電話、インターネットのつながったパソコンなどを駆使して、防災気象情報を入手できます。
各メディアでは、天気予報に関する情報提供を無料で行っていますので、タイミングをよくみながら、正しい情報に基づいて迅速に行動するようにしましょう。

大雨のときこそ地域のコミュニティをしっかりと活用

風水害対策では、自分の力だけではどうしようもないこともあります。
その場合は、地域コミュニティの力を借りるようにしましょう。
風水害に関する情報提供の他、防災活動、避難支援体制、要援護者の安否確認体制、ボランティア、消防団、福祉団体など、普段からどのような活動を行っているのか、をよく確認し、積極的に参加したり、協力できるところはしっかりと協力したりして、地域コミュニティとの連携もよく考えるようにしてください。

外出先では急な天候の変化に注意すること

外出先やよく知らない地域では、天候の変化には特に敏感になってください。
急に空が真っ暗になってきた、遠くで雷鳴が聞こえてくる、稲光がした、などといった天候が急変したことの自然からのお知らせは、集中豪雨がすぐ近くに迫っている兆し(サイン)だといってもいいでしょう。
正しい情報は、後で天気予報で確認するにしても、現場での天気の急変を感じたら、早めに屋内や安全な場所へ移動するようにしてください。

まとめ:大雨や集中豪雨の特徴を知り今からしっかり備えよう!

近年は自然環境が激変していることから、大雨や豪雨災害なども局地的になってきており、その予想が難しいだけではなく、都市化の進んだ場所では、土砂災害や浸水などの甚大な二次災害にも注意しなければなりません。
一人ひとりができることは限られていますが、危険な場所には近づかないようにし、正しい情報に基づいて、避難すべきタイミングをみて、行動するようにしてください。
もちろん、大雨や豪雨被害を想定して、建物を補強したり、避難訓練に参加したりするなど、事前にできることはしっかりとやっておいてください。

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