今回は海外大手取引所であるBinanceが発行元のBUSDです。時価総額も2022年現在でも5位と高い地位にいます。USDCは一体どんな特徴があるか、仮想通貨初心者でもわかりやすく解説していきます。また、今後の将来性についても解説するので参考にしてください。
BUSDの特徴
BUSDはPaxos社とBinanceによって作成された仮想通貨です。BUSDの特徴は米ドルとのペッグ通貨でステーブルコインです。一つ一つ解説していきます。
米ドルとのペッグ通貨
BUSDは米ドルとのペッグです。ペッグ通貨とは円や米ドルのような法定通貨や金などの現物資産の価格と連動することで、価格を一定にすることを目的とした通貨になります。市場に存在するBUSDと同じ量の米ドルとPaxos社とBinanceが保有することで1BUSDが1ドルと同じ価値になる仕組みです。法定通貨の場合、国内から海外に送金すると為替の問題や手数料や時間がかかるなどさまざまな問題があります。仮想通貨だと海外に送金するのに時間もかからず、為替の問題もなく、手数料も法定通貨よりは安く抑えることが可能です。また、BUSDは米ドルと同じ値動きをするので価格も安定して利用することができます。仮想通貨初心者だけではなく、海外に送金することが多い人にとっても利便性の高い通貨と言えるでしょう。
ステーブルコイン
一般の仮想通貨は価格変動が大きく、値動きが不安定なのが特徴です。価格が不安定だと通貨としての利用が難しくなります。価格の安定を図るために作成されたのがステーブルコインです。BUSDもその一つになります。価格が安定することにより法定通貨の代替としてスムーズに取引が可能になります。また、価格が安定していることで資産の価値を一定できるので資産防衛としての役割も果たせるでしょう。将来的にもステーブルコインのように安定した通貨は私たちの日常生活に欠かせないものになる日も近いので今からでも注目することをおすすめします。
保有するメリット
BUSDは米ドルとのペッグでステーブルコインというのが特徴ですBinance取引所では手数料が無料やいつでも信頼性が高いなどメリットもあります。さらにステーキングができるので仮想通貨初心者でも簡単に利益を得ることが可能です。解説していくので参考にしてください。
Binance取引所では手数料無料
BUSDはBinance取引所では手数料が無料です。取引を行う上で大事になるのはコスト面になります。いかに無駄なコストを掛けずに取引するかで利益も大きく変わってくるでしょう。BUSDは現在Binance取引所でしか購入できませんが、今後違う取引所で購入できたとしても手数料が無料であるBinance取引所を利用することをおすすめします。
信頼性が高い
BUSDは裏付けのうち米ドルがほぼ100%と高い割合なので安全性が高いです。さらにニューヨーク州の規制当局がPaxos社とBinanceにステーブルコインの運営方法に規制を課しています。公的機関から指導と毎月監査を実施していることは高く信頼できるでしょう。BUSDと同じ特徴を持つ通貨があります。それは「テザー(USDT)」です。ただ、テザーには疑惑が存在します。発行社であるTether Limited社が市場に存在するテザーを保有しているドルが交換できないのではないかという疑問です。換金できる分のドルを保有していなければ米ドルとの同等な価値ではなくなり、一気に信用を失うことになるでしょう。さらに、換金できるほどの米ドルを保有していなければ通貨の偽造発行という罪になりますので大問題となります。その点BUSDは毎月監査を行なっており、情報も開示しているので信頼性は高いです。また、ほとんどの資産が米ドルなのでBUSD保有者はすぐに米ドルに戻すことができます。仮想通貨初心者は通貨にメリットがあったとしても発行元に問題があれば価値は下がるので注意しましょう。
ステーキングができる
ステーキング機能は通貨を保有して預けるだけで報酬が獲得できます。株式投資で例えると配当金のようなものです。ステーキングは長期間預けるため、投資で売買利益を獲得したい人には不向きになるでしょう。また、急ぎでBUSDを使用したいときにロックを解除してしまうとステーキングの効果が得られなくなります。ステーキングを利用したい方は長い期間使用しない資金で行うことがいいでしょう。
デメリット

価格が安定していることが法定通貨の代替機能や資産防衛などメリットがあるBUSDです。ただ、価格が安定していることで投資対象にはならないなどデメリットも存在します。また、カウンターパーティーリスクの可能性もあるので参考にしてください。
価格変動が少ないので儲からない
仮想通貨で利益を出すのに必要なのはボラティリティーです。ボラティリティーとは価格変動の具合のことを言います。価格変動が大きい仮想通貨だと暴騰したタイミングで売れば、大きな利益を得られるでしょう。反対に暴落した場合は大きな損をする可能性があるのでリスクは高いと言えます。
BUSDは米ドルと同じ値動きをするのが特徴です。米ドルは通貨の中では比較的大きな変動はなく安定しているため投資対象としては不向きです。ただ、利確や相場からの避難としての利用はできます。仮想通貨初心者は最初は値動きが激しい通貨だと難しいので安定した通貨で経験を積んで行くことがおすすめです。
カウンターパーティーリスクの可能性
発行元であるBinanceに経営不振など問題が生じた時は、BUSDの価値も失うリスクがあります。仮想通貨初心者は通貨の発行元の経営状況を把握しておかないと大切な資産を失うことになるので必ずチェックするようにしましょう。現在Binanceは世界でも大手取引所ですので安心して利用できる取引所です。ただ、Binanceは日本の金融庁から警告を受けてますので、今後の動向には注目しておく必要があるでしょう。
BUSD購入方法
投資対象にはなりませんが、価格が安定しているので利便性が高いBUSDです。現在日本では購入できません。海外取引所のBinanceでしか購入できませんので購入方法を解説していきます。
日本国内では購入できない
現在海外大手取引所のBinance取引所でしか購入できません。BUSDを購入したい人は、国内の取引所とBinance取引所の口座を開設してから、国内でBTCなど獲得してからBinance
に送金してBUSDを購入する流れになります。ただ、仮想通貨初心者は慣れない作業なので手間と時間と手数料がかかってしまいます。価格が安定したBUSDは魅力があるのでおすすめです。
BUSDに将来性

BUSDは現在国内で取引できませんが、時価総額も高くとても魅力ある通貨です。今後はBinance取引所以外で取引できる可能性やがBinance成長すれば今後の利用も拡大されるので将来性は高いでしょう。ただ、日本で取扱う可能性は低いです。
Binance取引所以外で使用できる
現在BUSDはBinance取引所でしか使用することができません。BUSDを購入するにはBinance取引所でないといけないので取引に慣れていない初心者の方は不便です。ただ、Binance取引所は世界的に大手取引所なので安心して使用できる取引所です。BUSDもUSDTとは違って疑惑がありませんので信頼性があります。今後はBinance取引所以外でも購入できる可能性は高いでしょう。
Binanceが成長すれば利用拡大
BUSDの発行元はBinanceです。Binanceが成長すればBUSDの利用も拡大する可能性があります。Binance事業は仮想通貨専用のショッピングモールと業務提携など積極的に事業を拡大しているのでBUSDの利用拡大も期待できます。また、事業が安定していることでBUSDの信頼性も高くなるので安心できる通貨だと言えるようになるでしょう。
日本での取扱う可能性は低い
現在国内ではBUSDを取扱う取引所は存在しません。Binanceは世界的にも大手取引所です。ただ、日本の金融庁から何度か警告を受けており、Binance取引所も日本語のサービスを終了しています。さらに、今後も警告を受け続けた場合はBinanceでの取引自体が利用停止になる可能性もあります。しかし、Binance事業が拡大され、世界的にも安全とみなされた場合、日本でも利用が可能になるでしょう。今後のBinanceの動向には注目することが必要です。
まとめ
今回はBUSDについて解説してきました。BUSDは米ドルとのペッグでステーブルコインなので価格が安定しているのが特徴です。法定通貨の代替機能や資産の防衛など将来性も高い通貨になります。保有することでステーキングができることや信頼性も高いので安心できることがあるので初心者にもおすすめです。ただ、投資対象にはならない点やカウンターパーティーリスクなどのデメリットも存在するので注意は必要になります。現在は国内で購入できず、Binance取引所でしか購入できません。国内でBTCなどを獲得してから海外のBinance取引所に送金してからBUSDを購入できます。将来的にはBinance以外でも購入ができる可能性は高いです。Binance事業が成長すれば、ますますBUCDの利用も拡大するでしょう。ただ、日本の場合は金融庁が何度かBinanceに警告しているので日本で取扱う可能性が低いです。しかし、今後の動向によってはBUSDも日本で取引できる可能性もあるので注目しましょう。
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