主婦におすすめのお金の貯め方、安定貯蓄の方法を分かりやすく解説

「将来に向けて貯蓄をしたいけど、どんな方法があるのかな・・。」
「今は預金にしていても利息がつかないし、もっといい選択肢は無いかな。」

こんな悩みを抱えていらっしゃる方は多いと思います。

実際に、現状での預金利息は非常に低水準であり、
100万円預金しても10円ほどしか利息が利息が付かないケースも多いです。

単純に預金として積み立てていくことも、貯蓄手段の一つではあります。

しかし今回は、安定貯蓄には様々な選択肢があるということを解説したいと思います。
今後、長期的な目線で有意義な安定貯蓄をしていくためにも、ぜひ最後までご覧ください。

目次

安定貯蓄の方法

ここでは安定貯蓄にどのようなタイプがあるのかをご紹介します。
様々な選択肢の中から、ご自身に適した貯蓄方法を見つけてみましょう。

定期預金

貯蓄と聞くと、定期預金を想像される方も多いかと思います。
予め預け入れる期間と金額を決定し、預け入れることのできる定期預金は、
日常生活で使用する普通預金口座と分けて管理ができるので、貯蓄に適しているように思えます。

しかし現在の定期預金利息であれば、100万円預けても20円ほどしか付かないケースも多いでしょう。
低金利環境である現在では、あまり経済的な貯蓄方法とは言えません。現在の定期預金利息は、普通預金利息とほとんど変わらないので、昔の高い利率が付く時代をご存知の方はショックを受けるかもしれませんが、これが今の日本の現状です。

個人年金保険

一般的なタイプの個人年金保険では、毎月決められた金額を保険料として積立て続け、定められた期日になると、
今まで拠出した合計額よりも増えて年金を受け取ることができるという仕組みです。

お金が増えて返ってくるという点で、定期預金を積み立てるよりはいくらか経済的に将来への積立ができるでしょう。

また保険によっては、個人年金保険料控除を活用できることもポイントです。
これは所得控除によって、所得税・住民税を軽減できる効果があるものなので、
あくまで所得がある方に効果があるというものです。
専業主婦さまやパート勤務の方の場合は、ご主人に加入していただくことで、大きな効果が得られそうです。

具体的な計算手順は省略しますが、
現行制度で年収600万円の方が毎月1万円(年間12万円)を個人年金保険に拠出した場合、
税金の軽減額は10800円/年となります。
これに個人年金保険そのものの積立利率も踏まえて考えると、預金よりもかなり経済的な状態と言えます。

デメリットはやはり資金拘束されるという点です。
保険という性質上、すぐに解約してしまうと元本割れリスクがあります。
そのため、余裕資金の範囲内でなければおすすめはできません。
資金にゆとりがあるのであれば、有効な選択肢の一つと言えるでしょう。また、円建てと外貨建ての大きく2種類から選ぶことになります。単純に外貨建ての方が利率が高いのが特徴ですが、為替変動リスクが生じます。リスクとリターンを適切に把握したうえで、商品選択を行いたいですね。

iDeCo

iDeCoは個人型確定拠出年金です。簡単に言うと自分年金を作ることができる制度です。
年金ということもあり、60歳まで年金受け取りができないという欠点がありますが、
iDeCoには大きなメリットが2つあります。
①節税効果
iDeCoの掛金は全額所得控除です。
簡単にいうと、積立てた分だけ税金が軽くなるということです。
具体的には、掛金の全額が所得控除の対象となり、所得税・住民税を軽減します。
つまり、あくまで所得がある方に効果があるというものです。
専業主婦さまやパート勤務の方の場合は、ご主人に加入していただくことで、大きな効果が得られそうです。

②運用益が非課税
iDeCoは個人型の確定拠出年金制度です。つまり、基本的には掛金は株式や債券などに運用され、運用益を見込むものとなります。
資産運用であるので、市場の価格変動によって利益が発生することもあれば、損失が生じる可能性もあります。
しかし人口やGDPの増加といった観点からも、世界経済の成長は持続性が高く、長期的な運用であれば、
大きな利益となって返ってくる見込みが大きいです。

通常だと資産運用で利益が出た場合には、利益額に対し20.315%の税金が課されます。
しかし、iDeCoは国が推進する施策ということもあり、運用益を全て非課税で受け取ることができます。

このようにメリットが非常に大きいiDeCoは、
所得があり60歳まで少しずつ資金を積み立てることができる方の場合には、
始めておくことを強くオススメいたします。
しかしiDeCoはメリットが大きい分、毎月の積立られる金額にも制限があるので注意が必要です。
年金制度が充実している会社員の方であれば12,000円/月までしか拠出できませんが、
一方で個人事業主さまの場合だと68,000円/月まで拠出できるなど、それぞれのご状況によって積立上限金額が異なります。節税効果が大きいため、せっかくなら上限まで枠を活用したいですね。

つみたてNISA

つみたてNISAは年間で40万円まで、非課税での積立資産運用ができる制度です。
iDeCoと同じく運用で出た利益を全て非課税で受け取ることができます。

つみたてNISAは所得控除が絡むものではないので、20歳以上の全ての方にオススメの制度です。
iDeCoと違い、年金制度ではないので、いつでも解約することができます。
都度生じるライブイベントに合わせて、お金を引き出すことができるため、非常に安心感がありますね。

また、途中での全部解約や、一部解約、積み立て金額の減額・増額、積み立ての中止など、
取れる選択肢が非常に幅広く自由度が高いです。

長期投資で大きなリターンを見込むのが趣旨である制度ではありますが、生活状況の変化は誰でも起こり得るものです。
そのような変化に合わせて、いつでもプラン変更が可能なのが、このつみたてNISAです。

あくまで資産運用なので、長期的に保有すれば評価金額が投資元本を下回る期間も出てくると思います。
しかしつみたてNISAは毎月コツコツと積み立てでの運用を行なっていくため、
相場が安くなればその分だけ多くの口数を買い入れることができます。

ドルコスト平均法という運用手法を取ることができるため、時間分散によるリスク軽減効果が非常に大きいです。
投資はあくまで自己責任ではありますが、長期的なリターンを期待した方には、とても有効な資産形成手段となります。
国が推進している制度ということもあり、安心感も非常に大きいかと思われます。

解約も非常に行いやすいものなので、試しに始めてみようというくらいの感覚で、
資産運用の世界を体感してみるのも良いかもしれません。

まとめ

今回は安定貯蓄の方法について、解説を行いました。

老後2000万円問題等と騒がれることも多いですが、将来安定した年金をもらうことができるかは定かではありません。
その意味では「老後の備えは自分で行う」時代が来ているとも言えます。

定期預金を積み立てていくのも手段の一つではありますが、預金利息が驚くほど付かない状態が続いているのが現状です。

しかしその一方で、国が推進してくれている税制メリットを活用し、資産を効果的に運用する方法も存在します。
様々な資産形成方法を理解したうえで、ご自身に最も適した選択肢を選びましょう。

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