本記事では、HEXAというNFTマーケットについて、その特徴や始め方などを解説していきます。
SNSなどが発達している現代は、誰もが自分自身を表現できるようになりました。こうしたツールを活用する中で、フォロワーやファンが増えてきた方も多いでしょう。そんな中で、自分のツイートや作品をNFTとして誰かに届けたいと思う方も居るのではないでしょうか。
今回紹介するHEXAは、手軽にツイートやデジタル作品をNFT化することができるNFTマーケットです。上記のような思いを持つ方にとってはピッタリのサービスですので、ぜひ本記事を最後まで読んでみてください。
HEXA(ヘキサ)とは？
ここでは、HEXAの何たるかについてお伝えしていきます。具体的な流れとして、まずHEXAの特徴を説明します。次に、よりイメージを湧きやすくするため、HEXAでの実際の販売例を取り上げます。
HEXAの特徴
まずはHEXAについて説明します。HEXAは、メディアエクイティ株式会社が運営している、日本最大級のNFTマーケットプレイスです。2021年にサービスが開始されました。
HEXAは、仮想通貨やウォレットが不要で、日本円でNFTが取引できる点や、Twitterアカウントがあれば始められる点などに特徴があります(詳しくは後述します)。初心者にとってはかなり始めやすいサービスと言えそうですね。なお、公式サイトもありますので、良ければご覧になってください。
HEXAにおいては、作品やSNS投稿をNFT(Non-Fungible Tokenの略。代替不可能なトークンのこと）化することで、デジタルデータをコピーができない1点物に変え、そこに価値を創り出します。現実世界で言えば、例えばサイン入り色紙のようなものですね。そして、これらのNFTを取引する場、それがHEXAなのです。
販売例 与沢翼さんのツイートNFT(約1041万円)
HEXAにおける取引の例として、投資家として有名な与沢翼さんのツイートNFTを紹介します。こちらは先の公式サイトに詳細がありますので、ここでは一部のみ取り上げます。
与沢翼さんが何をNFT化したかと言うと、”第2子誕生の報告ツイート”です。一見すると”ただのツイート”ですが、これが何と約1041万円で落札されてしまったのです。
もちろん与沢さんの知名度も大きかったと考えられますが、1つのツイートが1000万超えですから、凄いですよね。
また、それまではNFTと言えば映像や音声、写真などが主で、故にクリエイターを舞台にしたものと考えられていました。ですがHEXAでは、ツイートを始めとしたSNS投稿もNFT化出来るので、とてもお手軽にデジタル資産が所有できますね。
HEXA(ヘキサ)の始め方
概要をお伝えしたところで、次に、HEXAの始め方の説明に移ります。詳しくは公式サイトからご確認いただけますが、結論から言うと、手順は極めてシンプルです。
NFTを販売する
まずは販売する方法を見ていきます。手順は簡単3ステップです。
①Twitterアカウントを認証する
②NFT化したい作品やツイートを選択する
③条件(販売方法や販売期間など)を決めて発行する
以上です。シンプル過ぎて拍子抜けした方もいるかもしれませんが、本当にこれだけです。強いて言えば、Twitterアカウントを持っていない場合は事前に作成する必要があるくらいです。
NFTを購入する
続いて購入方法です。こちらも簡単3ステップで完了します。
①NFTマーケットで欲しいNFTを探す
②Twitterアカウントを認証し、HEXA上で使用するニックネームと、メールアドレスを記入する
③クレジットカードで決済する
これでNFTを購入することが出来ます。なお、販売されているNFTはツイートや動画など様々で、値段としては1000円から販売されています。
HEXA(ヘキサ)のメリット＆デメリット
最後に、HEXAのメリットとデメリットを説明します。
HEXA(ヘキサ)のメリット
まずはメリットから。ここでは3つほど取り上げます。
①決済が日本円で完結する
基本的にNFTマーケットでは、仮想通貨を用いて決済を行います。従って日本円を仮想通貨に換金する必要がありますし、仮想通貨の相場を鑑みて取引しなくてはいけません。「仮想通貨の仕組みがイマイチわからない…」という方にとっては、この段階でもう二の足を踏んでしまう訳です。
一方、HEXAでは販売も購入も日本円で行うことができます。仮想通貨が不要なのですね。
そのため、非常に敷居が低いマーケットと言えるのです。これまでのマーケットになかなか参入できなかった方にとっては、渡りに船のマーケットですよね。
②NFT発行手数料が無料である
HEXAでは、NFTを発行する際の手数料がタダです。特に初心者の方にとっては”NFT化しても売れずに、ただ発行手数料だけ取られる”展開は最悪でしょう。HEXAでは、その不安を完全に取り除くことができるわけです。ただし、NFTが売れた際には、調達時手数料が発生しますので注意しましょう。
③Twitterのアカウントがあれば誰でも始められる
始め方の項でも触れましたが、HEXAはTwitterのアカウントと連携すれば、誰でも利用することが可能です。また、NFT販売に関する事前審査もありません。Twitterアカウントと連携して、販売したい作品やツイートを指定すればOKなのです。
また、HEXAでは、販売者と購入者の情報として、Twitterプロフィールのリンクが設置されます。従って、わざわざHEXA上で自分のプロフィールの設定をする必要がありません。
HEXA(ヘキサ)のデメリット
続いてデメリットを挙げていきます。こちらも3つほどご紹介します。
①利用者が多くない
HEXAは2021年に始まったばかりの新しいサービスですので、まだまだ利用者は多くありません(参考までに、世界最大級のNFTマーケットであるOpenseaは2017年サービス開始)。また、NFT自体、日本で一般に知られているものでもありません。
いくら売りたいNFTがあっても、そもそものお客さんが少ないと、売れるまでに時間がかかるのは自明ですよね。この点は、今後どういったインフルエンサーが参入してくるかによって大きく変わりそうです。
②海外向けの販売は難しい
HEXAはあくまで日本人向けのマーケットですので、海外の方に向けたNFT販売は難しいと言えます。しかしながら、NFT市場自体は海外＞国内であるのが現状です。当然、海外に向けて販売したいケースもあるでしょう。
その場合は、海外向けのマーケット(OpenSeaやFoundationなど)を利用すると良いでしょう。
③販売時の手数料が高め
HEXAは、発行時のガス代こそかからないものの、販売時の手数料が20％～30％かかってしまいます。Openseaはイーサリアムのガス代がかかる一方で販売時手数料は2.5％なので、両者を比較すると一目瞭然です。
ただし、発行時のガス代がゼロということは、仮にNFTが売れなくてもマイナスにはならないということです。あまり実績がない方にとっては、この”マイナスにはならない”事実は安心材料と言えるのではないでしょうか。
まとめ
ここでは、NFTマーケットプレイス、HEXAについてお伝えしてきました。
改めてまとめると、HEXAはとことんお手軽なマーケットと言えそうです。Twitterアカウントさえあれば始められますし、日本円で取引が完結します。価格も1000円からと、お手頃なのも良いですね。総じて、NFT初心者には特にオススメできるサービスと考えられます。
1歩目を踏み出すならHEXAが最適です。興味のある方は、ぜひサービスを利用してみてください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
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