「海外の仮想通貨取引所はおすすめしない!国内取引所との比較や危険性、特徴、手数料を徹底比較」

「仮想通貨の取引がしたい!」

「海外仮想通貨取引所と国内仮想通貨取引所は何が違う?」

「海外仮想通貨取引所は危険って本当?」

このように考えているかもしれません。今回は海外仮想通貨取引所の特徴や海外仮想通貨取引所のメリット・デメリット、国内仮想通貨取引所との比較などについてまとめます。

目次

海外仮想通貨取引所の種類

海外仮想通貨取引所とは、日本国外に拠点を置く仮想通貨の取引所です。海外仮想通貨取引所の2つの運営形式について説明します。

中央集権取引所(CEX)

1つ目の形式は中央集権取引所(CEX)です。中央集権取引所とは特定の企業が管理している取引所のことです。東京証券取引所(東証)は典型的な中央集権取引所であり、株式会社日本取引所グループがトレードを管理しています。

仮想通貨の取引はそれぞれの仮想通貨取引所が取引を管理しています。仮想通貨を管理するウォレットや秘密鍵も取引所が管理します。手数料は高めですが、多くの場合、セキュリティの面で優れています。

分散型取引所(DEX)

2つ目の形式は分散型取引所(DEX)です。取引を管理する中央集権的な仕組みはなく、仮想通貨の自動取引機能(スマートコントラクト機能)を利用してユーザー同士が直接取引します。

海外仮想通貨取引所の特徴

海外仮想通貨取引所はどのような特徴を持っているのでしょうか。中央集権型の海外仮想通貨取引所の3つの特徴を解説します。

取扱銘柄数が多い

1つ目の特徴は取扱銘柄数が多いことです。たとえば、海外大手仮想通貨取引所のBinanceは350以上の仮想通貨を取り扱っています。それに比べ、大半の国内仮想通貨取引所では数十銘柄しか取り扱っていません。

日本でまだ知られていない「草コイン」を購入し、大きな利益を上げることも可能です。未知銘柄を探すという点では海外仮想通貨取引所のほうが有利といえます。

高レバレッジの取引ができる

2つ目の特徴は高レバレッジの取引ができることです。国内仮想通貨取引所は金融庁の規制により2倍までのレバレッジしかかけることができません。しかし、海外仮想通貨取引所は規制の対象であるため、高レバレッジの取引ができます。

Binanceは最大で125倍、BUBITは最大で100倍のレバレッジをかけることができるため、少額でも大きな金額の取引ができます。

ゼロカットシステムを利用できる

3つ目の特徴はゼロカットシステムを利用できることです。ゼロカットとは、レートの変動でロスカットが間に合わず、証拠金がマイナスになってしまったときにマイナス分をFX会社が負担してくれる仕組みのことです。

日本の場合、金融商品取引法においてゼロカットが禁じられているため日本の仮想通貨取引所はゼロカットシステムを採用できません。そのかわり、マイナス分を投資家が負担する追証(追加証拠金)の仕組みが採用されています。

高レバレッジの取引をしていると価格が大きく変動し、ロスカットが間に合わないといった事態に遭遇することがありますが、そんな時はゼロカットがとても役立ちます。証拠金がマイナスになっても追加で支払う必要がないため、ロスカットぎりぎりまでトレードすることも可能です。

海外仮想通貨取引所のデメリット・危険性

海外仮想通貨取引所には国内仮想通貨取引所にはない特徴があるとわかりました。では、デメリット・危険性についてはどうなのでしょうか。デメリット・危険性を3点取り上げます。

金融庁に登録していない

1つ目のデメリットは金融庁の認可を得ていないことです。日本は世界的に見て金融規制が厳しい国の一つです。暗号資産(仮想通貨)も例外ではありません。

日本で仮想通貨を取引するには、資金決済法・金融商品取引法・金融商品販売法を守らなければなりません。なおかつ、金融庁に届出を出して暗号資産交換業者として登録しなければなりません。

金融庁は登録している事業者に対し、厳格な資金管理を求め情報提供などを要請します。さらに、金融庁による検査も実施されます。国内仮想通貨取引所はこうした基準をクリアしている事業者ですが、海外の仮想通貨取引所はこうした規制を受けていません。

そのため、安全性や何かあった時の対処といった点で不安が残ってしまいます。

ハイリスクな取引をしてしまう可能性がある

2つ目のデメリットはハイリスクな取引をしてしまう可能性があることです。海外仮想通貨取引所は国内仮想通貨取引所よりもはるかに高いレバレッジをかけられますので、知らず知らずのうちにリスクの高い取引をしている可能性があります。そうなると、頻繁にゼロカットされてしまい資金がなくなってしまうかもしれません。

日本語や日本円の対応が不十分

3つ目のデメリットは日本語や日本円の対応が不十分であることです。海外仮想通貨取引所の公式サイトは英語で書かれていることが多く、トラブルが発生した時などにどうすればよいのかわからなくなってしまいます。

また、多くの海外仮想通貨取引所は日本円に対応していません。そのため、国内仮想通貨取引所で仮想通貨を購入し、それを海外仮想通貨取引所に送金するといった段取りが必要です。そういう意味では、海外仮想通貨取引所は非常に手間がかかるといえます。

国内暗号資産(仮想通貨)取引所のメリット

海外仮想通貨取引所は金融庁に登録していないことやハイリスクな取引をしがちなこと、日本語や日本円に対する対応が不十分であることがわかりました。それでは、国内仮想通貨取引所にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

安全性が高い

1つ目のメリットは安全性が高いことです。国内仮想通貨取引所は金融庁の指導を受けているため、会社資産と顧客資産が厳しく分別されています。レバレッジも2倍までと規制されているため、ハイリスクな取引をしにくくしています。

セキュリティの面でも、各社がハッキング被害の防止などに努めています。そのため、総じて海外仮想通貨取引所よりも高い安全性をキープしていると考えられます。

日本円で取引できる

2つ目のメリットは日本円で取引出来ることです。海外仮想通貨取引所に入金するには国内仮想通貨取引所で仮想通貨を買って送金しなければなりませんでしたが、国内仮想通貨取引所ではその必要がありません。

送金コストが不要で、仮想通貨同士の価格変動リスクも避けられるため国内仮想通貨取引所のほうがロスが少ない取引ができるでしょう。

日本語でサポートを受けられる

3つ目のメリットは日本語でサポートを受けられることです。国内仮想通貨取引所は基本的には日本人向けで解説されていますので、サポートやツールなどは日本語を前提として作られています。

トラブルが発生した時やツールでわからないことがあるときなどに日本語でサポートを受けられるのは非常に心強いといえます。

まとめ

今回は海外仮想通貨取引所の特徴やデメリット、国内仮想通貨取引所のメリットなどについてまとめました。

海外仮想通貨取引所は取扱銘柄数が多く、高レバレッジ取引が可能であることやゼロカットを採用しているといった特徴があり、非常に魅力があります。しかし、金融庁に登録していないことやハイリスクな取引をしがちなこと、日本円に対応していないことなどがデメリットとして挙げられます。

それに対し、国内仮想通貨取引所は高い安全性と日本円で取引できる利便性、日本語でサポートを受けられる安心感があります。仮想通貨取引を始めたばかりの人であれば、国内仮想通貨取引所でサポートを受けつつトレードするのがよいのではないでしょうか。

よかったらシェアしてね!

コメント

コメントする

目次
閉じる